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バリへ導いてくれた”インド”旅行
私の始めての海外旅行はインドでした。
そう、もう30年以上も前です。

今でこそカルチャーショックという言葉で表現するのでしょうが、
その当時は今まで知っていた自分の世界観とはまるで違う現状に強烈なショックを受けました。

道を歩けば瞬時に付きまとわれる子供達から
老人まで。
彼らの黒くって細い手が哀れな眼差しで物乞いをするのです。
どこまでもどこまでも追いかけてくる餓えた手と目と口。
ただただ怖くて店の中に逃げ込むのです。
…そろそろいないかな?と思って表に出ると、
またどこからか現れる別の集団。
取り囲むのはそんな彼等だけではなく、
ホテルの客引き、革製品は?銀製品は?宝石は?サリーは?
タクシーは?マリファナは?時計売らないか?カメラ持ってるか?
ありとあらゆる物を並べ立てて、
口々にどこまでも言い続けて付いてくるのです。

ちょっと彼らと目を合わせたり、
売り物を見ようもんなら、
「おっ、この客いけそう」って思わせるようで、
リキシャ(自転車で引く人力車)に乗ってても、
走って1㌔はゆうに追いかけてくるのですよ。
ハアハア~息を切らせて、
リキシャのポールにしがみついて売り物を見せながら、
どこまでも付いて走る姿、びっくりと脅威です。
その間思考は完全に止まってしまいます。
自分はいったいどこへ向かっているのか?
何をしたいと思っているのか、訳分からんようになるんですから、
すごいです!

そのうえ気をつけなければならないのは、
自分の身に付けているものを必死で守るという事。
なんせ、ちょっと目を離した瞬間(右から左に目を移した間)物がなくなるんです。
自分達の部屋に入るまで数秒間も気が許せない。
これオーバーじゃなく。
しかも、平気で嘘をつく。
ホテルの客引きに、値段を聞く。お湯が出るか?冷房はあるか?
どんな客引きでも必ず「ある。ある」といいますが、
あったためしがない。

タクシー乗るときも値段交渉しても、
目的地に着いたら違う料金を請求してくる。
「約束が違うじゃない!」と憤慨しても逆切れされて、
どこまでも付いて来て追加払え!って。

道を聞いたら皆親切に答えてくれます。
しかもあっという間に何人もの人に囲まれて、
口々にあっちだ。
こっちだと。
それでもまともにたどり着いた事は殆どありません。
皆知らなくても教えたがるのです。それを理解するのに時間がかかりましたね。

暑さと埃、貧しさに不衛生、どこへ行ってもひと、ひと、ひと。。。
しかもしつこい、食べ物は辛い!
牛もラクダも孔雀だって、道をふさぐ。
ちっとも放っておいてくれないインド人。
いるだけでイライラする、すごく疲れる国。

が、なんだろう?すごい魅力があるんです。
慣れればそんな彼らと仲良くなっていて、
物乞いの子供達も、友達とはぐれたら、
ちゃんと見てくれていて、
「こっちだよ。あんたの友達」と言って手を引いて連れて行ってくれることも。

最初は物乞いの子供達にすごくショックを受けて、
小さな子供が首の倒れたような1歳くらいの赤ん坊を抱いて、
その細い細い手の先を私達の腕に触らせて物乞いをするんです。
暑さに汗ばんだ肌にその赤ん坊のひんやりした手の感触が、
いつまでも残る。
それでも初めはショックから逃げ廻りながら、
どう対応していいか分からず、落ち込むんですね。
旅行前の説明会では「乞食を見ても、お金などあげると、
一斉に軍団に囲まれて身包みはがされるような事にもなりかねないので、
可哀相という発想だけで与えてはいけません」
と聞いていたから、こういうことは見て見ぬ振りが宜しい、とか・・・
色んな理由で自分を納得させようとするのですが、
心が収まりきれない位落ち込むんですね。

でもね、慣れてきたら気負わず、
小銭出せる時は「今日は彼らにとっていい日になった」
という感覚であげるようになれました。
そして気軽に話しかけると、その途端哀れな眼差しや物乞いをやめて、
こぼれるような笑顔で友達のように話してくるんです。
きれいな目で。
客引きやタクシーの運転手も、
顔を見て人相で良さそうな人を選べるようになりました。

水しか出なくても平気になれたし、
物を取られても「わぁ~やられた!」で笑えるようになったし、
まあ、なんでも”目くじら”たてないで楽しもう、って旅の極意を学んだかな。
うるさいけど、本当に面白い国でしたね。

土埃の舞うなかで、人も動物も生あるものが同居している
地球という天体に生きるものたちの、
本来の自然な姿に、心を震わしました

翌年も1ケ月のインド旅行へ旅立ちました。

私にとって初めての海外旅行が”インド”という国だった事は、
私の生き方に大きな、方向転換を与えてくれたようです。
日本での価値観を根底からひっくり返すような、衝撃がありました。
日本で培った世間の常識なんか、なんにも役立たなかったし、
自分を守るために覆っていたシールドも役に立たなかった。

知らない間に肩に乗っていた重い荷物、
自分の心を縛っていた思い込み、
そんな余分なものを剥ぎ取って、
「こんな価値観もある。
こんな状況の中でだって生きている人達がいる。
こんな生き方もある」
人が生きる原点に触れたようなインドとの出合いでした。

インドがあったから”バリ”と出合ったのは確かです。

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【2006/11/30 18:06】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
「カジャンクリゥン」の日
今日はバリの暦で「サセカナム…Sasih Ke Enem」の日です。
この日はバリの神様が、
バリが平和で安心して暮らせるように、
悪霊たちを鎮めるため
2ケ月間かけてバリのなかを清めて廻られた最終日の
「カジャンクリゥン…Kajeng Kliwon」の日にあたるという日なのです。

「カジャンクリゥン」とは悪霊の活発になる日なので
悪霊のためのお供え物を祀り儀式をします。

お供え物の名前は「スゥガン…Segan」といい、
ジンジャーやニンニク、ラワール
(数種の野菜や香辛料そして鶏、アヒル、豚、山羊などの肉、
内臓などを細かく刻んだものに椰子の汁や
肉の生血を混ぜあわせて軽く蒸したもの)など
匂いの強いものを供えます。
飲み物は「アラック」などバリのお酒を供えます。

各村々ではこの日のため何度も準備の儀式が執り行われてきました。
そして最終日の今晩は盛大な儀式と共に大行列で収められるのです。

昨日の夕方と、今日の昼と夜の3回
長い行列がパダンテガルからモンキーフォレスト通りを
ねり歩きました。

先頭には黒の正装を身にまとった各村の警ら隊の男性達が
ピピピィーーーと笛を鳴らし交通整理しながら
行列を誘導していました。

いつになく彼らの緊張と、ここそこへと目を走らせる視線に、
真剣で厳しいものを感じました。

その後を大きな日傘を持った男性達と、
ガムラン楽器のグループが先導していきます。

身体に心地よい刺激を与えるガムランのゆるやかな音が突然
激しく迫力をともなって響き渡ります。
この音には胸を掴んで引き寄せられるような魔力があります。



小さな女の子達がきらびやかな衣装に華麗で妖艶なメークを施し
ひときわその場を輝かして歩く。
20061216180816.jpg





少年達がバリスダンス(戦士の踊り)の衣装を身にまとい
手には槍を持って
凛々しく続く。

20061205162105.jpg



そして色とりどりの果物を高く積み上げた
お供え物を頭にのせて女性達が歩く。
その姿は見とれるほどの色気と清楚をもちあわせた、
実に美しいバリの女性の姿でした。
20061216180746.jpg




張りぼての黒い牛と白い牛などの作り物。
真っ白な顔と衣装の大きな人の形や
バロンなどなどを豪華絢爛に飾りつけ、
聖なるシンボルたちを崇め祭りながら村人達が担いで通る。
500人以上のスケールで繰り広げられる大行列に
観光客がカメラで何度も何度もシャッターを切っているのが見えます。

再度のテロが起こってから、
警察官も大勢でて、
交通整理と警備に真剣に取り組んでいるのが感じられます。

ガムランの轟く大音量ときらびやかな行列が、
夜の闇を黄金色に染めていく。
バリの平和と安全を願う人々の心が、
空から大地から神々へ向かって確かに届くのだと、
信じられた思いでした。
20061216180730.jpg



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【2006/11/28 16:10】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2)
プロローグ
今振り返れば、とっても不思議なのです。
バリと私の縁。
バリで出会った人達。
バリで見たことや聞いた話。
バリで感じた事。
バリに深く関わってもう10数年たちます。
何度も何度もバリと日本を行ったり来たりしながら、
価値観や社会性の違いに驚いたり、泣いたり、笑ったり・・
それでも、多くのバリの人達とも確かな絆を深めてきた気がします。

そのせいなのか、
いつの間にやら、
私自身もバリの人と近い目線に立っていることもあるのですが、
やはりどうしても”異邦人”なのですね。

そんな日本人である私と、
特別な世界観を持つバリ人とが作り上げてきたもの。
出会った素晴らしい人達のなかにチラッと見えた神様。
溢れるマジックの話、書きたいです。


チハヤ

初めてのウブドで出会った景色。
ここから全てが始まったのです

私の定宿
20061216174417.jpg


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【2006/11/26 21:52】 | 初めてこられた方へ | トラックバック(0) | コメント(2)
バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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