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その②森を守る精霊…「モンキーフォレスト」
モンキーフォレストを出て
いつものように通りを渡って、
角っこのビーズのサンダルやアクセサリーを
所狭しと並べている小さなお店の前を通りかかった時
すぐ後ろで”ドカーン”という音が地面を伝わって鳴り響き
私とシロの身体は突き上げられるように飛び上がりました

すぐ飛び出してきた男性は、
胸の前でとっさに”十字”を切りながら
…ひどい事でありませんように…と祈る表情を見せています
それぞれのお店からもたくさんの人が飛び出してきました

後ろを振り返ると大きな大木が落下してきて
たまたまそこを通ったワンボックスカーの天井の後部を直撃して
そのまま地面に、すさまじい音を響かせて落下…
見ると直径50cm位、長さは2m近くもありました

私とシロはあと”5歩”渡るのが遅れていたら
確実直撃されていたはずです
20070330122939.jpg
↑大木が落ちてきた場所


車の屋根はかなり凹みましたが
幸いドライバーしか乗っていなかったので
さして大事には至らず
通行人にもけが人はなく済みましたが…


モンキーフォレスト辺りのメイン通りは
上を見あげても空は見えないほど大きな木々に覆われている場所です
あんな高い所から大木が落下してきたのだと思うと
暫く足が震えました
20070330122952.jpg



それから2ケ月位経ったある日
コマンとモンキーフォレストに散歩に出かけました
森の手前から猿が道路にまで出てきて遊んでいます
20070330123052.jpg


私が「猿って嫌い!」と言ったら
コマンは慌て、たしなめるように
小さな声で
「シィ!そんな事言ったら、猿に聞こえるからダメよ!」
と本気で言っています

それから
コマンが声を潜めて
「あのね、この場所ね
…この間大きな木が落ちてきた場所…
いろんな事が起こる場所なの
今までだって何回も上から木が落ちてきてるし
死んだ人だっているのよ
 
それでね、2週間前なんだけど
小さな女の子とお父さんが「モンキーフォレスト」に遊びに来ていてね
この場所で
女の子が木から葉っぱを取って遊んでいたんですって
そしたら”ヘビが木の上から落ちてきて

女の子はびっくりしたから”ワァ~~ン”て泣いたの
そしたらお父さんがその”ヘビ”を木で叩いて殺してしまったんだって
”ヘビ”は何もしていないのよ
上から落ちてきて足元に落ちただけ
それなのにお父さんが殺しちゃったの
それで…その女の子なんだけど

3日後に死んじゃったんですって…」
コマンは私の耳元で内緒話をするような小さな声でその話をしました

「えっ!?死んじゃったの?
やっぱり”ヘビ”に噛まれたの?その毒で死んだの?」
と私も声を抑えて聞き返しました

「ううん、毒のない”ヘビ”だったし、
噛まれていないの。目の前に落ちてきただけ」

「じゃあ、なんで死んだの?」

「すごく高い熱が出て、
お医者さんに見せても、原因が分からないって言うのだって…

ほら、だからお父さんがその”ヘビ”殺したでしょ
ダメなのよ。生き物を殺したら…
特に”ヘビ”はダメなのよ
 ”ヘビ”は時々神様のお使いだったりするからね
だから女の子は死んじゃったの」
20070330125918.jpg


…お父さんが生き物を殺したから、娘が死んでしまう?…
何だか私は頭がクラクラしてきました

しかし、それをしごく当たり前のように話すコマン

「ほ、ほんとうにそれだけで、人が死んだりなんかするの?」

「女の子は葉っぱも取ってたでしょ。
葉っぱも取ったらダメなのよ

「でもお供え物にするのに
花や葉っぱや木も取るじゃない?」

「ここはダメなの。
モンキーフォレストはダメなの!」
20070330123133.jpg




③に続きます

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【2007/03/30 12:47】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(5)
”モンキーフォレスト”猿は神様のお使い…
 夕方の私の日課はかなり太りすぎのシロとの散歩
シロは一日の20時間位殆ど寝てすごしています
20070326174847.jpg



さあ、今日も行くで~”ジャラン ジャラン…散歩”
ぐうたらな犬でも散歩は大好き
シロも「行こう、行こう!」と宿のニョマンカルサの前で待っています

ウブドの南端、ラグラグ・オフィスから歩いて5分の所にある
”モンキーフォレスト”
私達の散歩道です
20070326175022.jpg



名前の通りこの森には
およそ200匹(3グループ)のお猿が生息していて
自然保護区にもなっています

バリでは”猿は神様のお使い”とされていますから
人間に脅かされる事なく、
”聖なる森”の住人として大切に扱われています

そのせいか、
ここのお猿君たちは結構態度がデカイ!!
我が物顔で好き勝手しています
20070326175042.jpg



クタでの爆弾テロが起こった頃は観光客が激減したので
餌をもらう事も少なくなって
おなかを減らした
彼らも不機嫌な日が続きました

そうなるとグループ同士の喧嘩も頻繁にやるし、
森を通る人の食べ物を集団でひったくりをやるのです
20070326175101.jpg



ある朝「コマン」が
私の宿に泣きながらやってきました
話を聞けば
今朝、朝市でいいマンゴスチンを見つけたので
私に食べさせてあげようと、
たくさん買ったそうです
20070326174958.jpg
マンゴスチン(この白い花のような実、甘くジューシィで口の中でとろけます)

それをビニール袋に入れて
私のところに来るのに
モンキーフォレストを通っていました

すると突然猿の集団が「コマン」めがけて襲ってきたのです
「コマン」は怖くて
「たすけて~、誰かたすけて~!」と叫びましたが
辺りに人はいなく
チンピラ猿たちと「コマン」の間で
マンゴスチンの入った袋の争奪戦が繰り広げられ
ついに袋は破けてしまい
ゴロゴロころげたマンゴステチン
猿たちは奪って逃げていってしまいました

髪の毛はぐしゃぐしゃになって、
それでも「コマン」も必死で守ったみたいで
引き裂かれたビニール袋に残った
わずかなマンゴスティンを泣きながら私に差し出してくれました
本当に怖かったようで、まだ震えています
おお、かわいそうなコマン
20070326174921.jpg
↑コマンとシロ


そんな猿による被害がその頃は頻繁にありました
しかしバリではいかなる場合でも
生き物に制裁を加えるような事はしません
「お猿だってお腹がすいてるんやから、かわいそうなんや~
まあ、森を通る時は気ぃつけや~」
くらいなもんです



でも私は常々猿を快く思っていませんでした
シロと森を散歩していても、
強気なやつは
時々シロと私に、”キィ~~~!”と歯をむき出して威嚇してきます
1匹が木から飛び降りて私達の前をふさぎます
すると後から後からそれに便乗して
3匹も4匹もの猿がどこからとも現れて
集団で行く手をふさぐのです

そういう時はシロも根性なしで、
そそくさと回れ右をして道を譲ります
相手がたじろげば敵は更に
強気で追いかけるしぐさまでして
挑んできます
その引き下がる時の屈辱感と怖さから来る緊張で身体はこわばります

20070326174938.jpg
↑シロの幼少期”こんな可愛かった♪”


まあ、「犬猿の仲」と申しますから、
猿さんたちが私達に友好的なはずはありませんが…

私もシロも…多分シロも?…そんな猿達には
日頃から”クソッ!”と思いながらも
この森は大好きで、それでも毎日散歩を楽しんでいます

暗くなると、それこそ、もっと怖くなるので
日が落ちる前には
森を出て、オシャレなお店が立ち並ぶ
賑やかなモンキーフォレスト通りにも
足を延ばします

その日もちょうど森を出て
通りを左側から横切って右側の通りに渡って歩き出した直後
すぐ後ろで”ドカーン!”という音が地面を伝わって鳴り響き
私とシロの身体は突き上げられるように飛び上がりました

近所のお店からもたくさんの人が飛び出してきました


続きは次回にね!



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【2007/03/26 18:04】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4)
無と静寂の日『ニュピ』
狂乱舞の『オゴオゴ』で埋め尽くされた
昨夜の賑やかさはどこへやら…

一夜明けると、
島中の人が神隠しにあったかのように
忽然と消えたようにいなくなります


バリ中に静寂だけが残されて、全ての音が、光が消えます
犬や鶏、小鳥達だって、そして草や木、風さえも
息を潜めたように感じます。
本当に不思議な感覚です。
nyomannkarusa2.jpg


人々は誰も外へ出る事はできません。
火を使う事も禁じられ、料理もできません。
電気もつけられないし、仕事をしてもいけません
本を読む、勉強をするなど、
一切のの活動を禁止されています
…原則はね…
20070322181247.jpg



1年をリセットする日です
今までの悪い事も、いい事も、すべてなくなります
ゼロ…空っぽの日
何もしない、何も考えない日
サイレント・ディ


観光客とて表には一切出られませんし、
最近は飛行機の発着すら止まります
勿論ちゃんとしたホテルなら、従業員はいますし、
レストランも開いてますし、それなりのサービスは受けられますが、
メニューが限定されていたり、
夜は部屋の明かりが外に漏れないよう、
ホテルの従業員が
「カーテンを閉めて」「常夜灯を消して」と注意しに廻ります
どことなく、周りの空気が”騒がないで”と言っているようで、
なんか静かに過すしかないな~っと
非常に退屈な長い1日に感じるでしょう

私も日本にいると一日どこへも出かけない日はあるけど、
安宿でひとりで過す「ニュピ」の退屈さは、耐え難いものがあります
部屋にはテレビも冷蔵庫も電話もキッチンもありません

朝ごはんから晩ご飯まで、
自分で調達しないとアカンのです
外には一切出られませんので、
前日には、ちゃんと準備しておかなければなりません

でも素晴らしいのは、
時間の経過と共に、音のない世界の中で味わう
移り変わる空の色や、
木々や田んぼや森から伝わる自然の息遣いが
こんなに身近で聴こえてくるのです

20070322175228.jpg


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友達と定宿の「ニョマンカルサ」で過ごした時の『ニュピ』の夜
全ての明かりの消えた漆黒の闇夜を体験した私達は
忘れる事のできない深い感動を味わいました
真っ黒の垂れ幕を目の前に下げられているような
完全な闇の世界は一歩も足を前に出せないほどの
本当に何もない、無の世界でした

20050617-hotaru.jpg



夜眠る時だって、あんなに深い闇はいまだかって知りません

いつも当たり前にある家も道も木も空も山も何もありません
毎日何気なく目で見えているものは、
もしかして幻??

もしかして、私達には感知できない
もうひとつの世界があるのでは…

そんな錯覚さえ覚える無の世界でした

star.jpg



全ての行動を停止する
テレビもパソコンも明かりもつけない、
スーパーやコンビニも店という店はすべて閉まっている
料理もできない、本も読む事もできない…何もしない
日本でそんな1日があれば…どうなんだろう

やっぱり”大ブーイング”なのだろうか?
それとも、そんな日があって、
文明の利器を使わず、”何もしない””何もできない”なかから
「自分の生活のなかで、
本当は何が大事で、何は必要ない、
そして一体私達は何に縛られているのかを
そんな1日の中から探してみたい

と思っている人達もいるのだろうか?
とふっと思いました

友達と一緒に過せた『ニュピ』はおしゃべりで、
何とか1日切り抜けましたが、
一人で過した『ニュピ』
この素晴らしいゼロの世界を享受することもできず
ただひたすら『ニュピ』の明ける時間を待つだけの
退屈で退屈で身をもてあます、
情けない俗世人の新年でしかありませんでした
20070322184134.jpg



『ニュピ』明け後、みんなに
「ニュピはどうだった?」と尋ねました
みんな同じように
「はい、いいニュピでした。ずーっと寝て過しました」って
バリ人には、何もしない日は、
”何もしてはいけない日”ではなく
”何もしなくてもいい日”
ぐーたら~の得意な南国の彼らには最高の寝正月の『ニュピ』のようです




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【2007/03/22 18:06】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
「ニュピ」前夜は悪霊が”うじゃうじゃ”
3月19日はバリの新年『ニュピ』です


「ニュピ」は月の満ち欠けを基準にした
「サカ暦」というバリの暦に基づく新年です
だいたい春分に近い新月の翌日に決められています
20070318161540.jpg

↑何日も前からこのお正月のための準備をします
家々の前にはヤシの若葉で作られた「ペンジョール」を飾ります

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その前夜には、「オゴオゴ」と呼ばれる
大きいのでは4m程もある
悪霊の姿をした張りぼての人形を
若者達が担ぎ、島中を練り歩きます。

ガンガンガンガン~~~~~!!パ~ンパ~~~ン
闇夜の通りの彼方から、
爆竹が鳴り響き、ドラム缶や楽器を打ち叩く音が聴こえてきました
いくつものタイマツの火が暗闇に揺らいでいます
「ウオォ~~~」と人々の気勢と共に現れた
「オゴオゴ」の恐ろしい顔と姿
…でもどこか愛嬌のある…
20070318161600.jpg


やがて通りは、次から次へと現れる「オゴオゴ」達と、
それを担ぐ、子供や若者の熱気に埋め尽くされ
すごい迫力で迫ってきます
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悪霊の集まる通りの角に差し掛かると
(悪霊は「四つ辻」や「家の角」に集まりやすい)

ガンガンガン~~鳴り響く楽器やドラム缶の音が最高潮に達し、
恐ろしい形相の「オゴオゴ」の目から閃光が走り、
手や足が襲い掛かるように動きます
まるで生き物のように音に合わせて踊り狂う様に
圧倒され、鳥肌が立ちました。
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雨季の11月から3月頃まで「悪霊が動きまわる悪い季節」なんですって
また、この時期、
”地獄の大魔神ヤマ”が悪霊の国を大掃除するため、
悪霊たちがバリへ逃げてくるとも考えられています

要するにこの時期バリには悪霊がうじゃうじゃいるのです
20070318162356.jpg



明日の「ニュピ」はバリ中が
空っぽになります
人々の心もこの1年の汚れを浄化して
新しくするために空っぽになります

何もしない、何もしてはいけない
空っぽになった日は
悪霊が簡単に侵入してくるという事を恐れます

ニュピの前夜はこの季節に、はびこったバリ中の悪霊たちを
盛大なお供え物や、闘鶏などでおびき寄せ
おなかいっぱいお供え物を食べて頂き
タイマツを焚いて、楽器を打ち鳴らして
私達に危害を加えないでね。
そして早くどこかへ行って頂戴とお願いしします

そして12時をまわると、長い「ニュピ」の1日が始まります。
昨夜の賑やかさはどこへやら…

「ニュピ」のことは次回に…



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【2007/03/18 16:24】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2)
その②…悩み多い「ワヤンの結婚」
前回の続きです

彼女が「私できちゃた!を告げたことにうろたえるワヤン

「カディさんのお腹に私の子供ができた…?
それ、信じられなかったんです。
だってねぇ、確か3回位、いや4回だったかな~~?
それだけなのに、なんで?…」


…きっと誰が聞いても
”何寝ぼけたこと言ってるんや!”とお思いでしょうが、
この人かなりウブというか、奥手というか…アホタレというか、
女性にまるでダメな人ですね・・
20070315164331.jpg
↑ワヤンと3番目の「コマンちゃん」


「なんで避妊しなかったの!」

「えっ!?その頃そんな事、ゼェンゼェン気が付かなかったです…」

25歳の男が…絶句!!

私もよくは知りませんが、
バリの男性のタイプは
こういう”ゼェンゼェン”ダメな人か、
ジゴロのように女性を見れば
言葉巧みに擦り寄っていく男性か、
どちらかに分かれるような気がします


それからついでに言っておきますが
私のまわりで結構多いのです
”できちゃった婚”
データーによるとバリ人女性の半分位が
このケースに当てはまるそうですから、
”性”に対しては相当開放的なようです。
…しかし、どうも避妊にたいする認識が、薄いですね
彼らの避妊法を聞いて、ぶったまげましたから…


ワヤンはびっくり!
ワヤンのお父さんも怒るわ、慌てるはで
あれよあれよ、といっている間に、
双方の家で結婚の準備が3日で執り行われました
20070312165016.jpg

↑この新郎はワヤンではなく、ワヤンの弟さん            バリではこのように男性の家で婚礼が執り行われます
 親戚や村人の協力なくては営めません


たった3日間で
両家の話し合い、結納、結婚式というのは
異例の速さです

たった3日だけでバリの複雑な結婚式という形態を全て準備したのは、
それはそれは頭に血が上るほどの大パニックだったと
容易に想像できます

バリでは結婚というのは、本人たちだけの問題ではなく
家族や親戚や村を含む社会から
結婚してやっと一人前と認められます
年頃になって結婚していないと
家族も含め村に対して非常に肩身が狭いのです
20070312164931.jpg
↑村では何かと行事が多い


バリの人達が生活するうえで
この村社会は、家族の絆と同じくらい
死ぬまで離れられない運命共同体なわけですから
結婚して村の組織に入る権利を与えられるということは
とても大事なことなのです


30歳になって恋人もいないのは、
親にとっては、熱が出るほど悩みの種のようですよ~~

本当にバリはこういう時の儀礼やしきたりが結構面倒です20070312164825.jpg
↑ワヤンの親戚


それでワヤンはブツブツ愚痴るわけです

”自分はまだ胸がときめくような恋愛もしていない。
まんまとカディさんの誘惑にそそのかされて
”やっちゃった”そしてお腹に赤ちゃんができてしまった、
3回か4回しかしていないのに~~

はぁ~~なんかねぇ~…などなど

ぐずぐずしている間に、
どんどんお腹は大きくなるし…
それでやっとお父さんに話した”というところから

「えっ?はい、それは怒りましたよ!
<子供ができとるんやったら、結婚しな、しゃ~ないやろう!>と…
それで、バリの暦で良い日を探したら3日後に迫っていたのです…」
…日本でいう大安ですね


「そして、気が付けば私たちは結婚していたのです」

ということでたった3日間
心の準備も、決断もしないまま
ワヤンにすれば、あっという間の出来事だったのでした。

しかも長男の「プトゥ君」が産まれて2週間しかたっていないのに、
さっそく大喧嘩!
奥さんは実家へお帰り~~2週間たっても帰ってこない!

残されたワヤンは赤ちゃんにミルク飲ませたり、
夜中に泣くので、毎晩田んぼの中をあやしながら歩いたそうです

それをいまだに引きずっていて、
どうも納得のいかない結婚だったようです


もう結婚して12年経つけれど…
子供も3人もいるけど…

20070315165339.jpg



ワヤンに何度か
「ワヤンのプライベートだけど書いていい?」
と尋ねましたら

「もし私も文章が書けるなら、
自分の人生の話を書いてみたいと思っていますので、
どうぞ、どうぞ!
そしてもしかして、これを読んだ人の誰かが私に…フフフ」

と、密かに誰かと(あわよくば日本人の女性と)
新しいチャンスを期待しているふしもある…よう

最近”マンクゥ…お坊さん”に占ってもらったら、
『新しい恋はない!』と断言されたとか・・・

絶望的だね!!ハハハ…


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【2007/03/15 17:07】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(6)
悩み多い「ワヤンの結婚」
ワヤンのご家族の写真(前回の)が出たついで、
といってはなんですが…


ワヤンの話には頻繁に奥さんの事がでてきます。
この数年、彼のストレスは奥さんとの揉め事が絶えなくって

「はぁ~どうして彼女と結婚してしまったのだろうか?」が口癖

「ここ1ケ月、何を怒っているのか何も話さないのです」
「1週間前から、家を出て行ったきり帰ってきていません」

まあどこの家庭にもある、夫婦喧嘩なのでしょうが、
じゃあ、そのワヤンのため息のようにでてくる
「はぁ~どうして彼女と結婚したのか…」
聞いてみたいと思います

 ワヤンは結婚して12年
今歳は37歳…
ということは25歳で結婚したことになります

ワヤンのプロフィールにも書きましたが、
夫婦仲が悪い!

あっ、そんな事を言えば
「うちだって悪いわよ」って人は多いでしょう

まあ、ワヤンの許可を得ていますので、
どんな結婚したのか、聞いてみました



「私はまだまだ結婚する気がなかったのですが、
カディさん(奥さんの名前)が私の部屋によく来るんです

その頃私はまだ一度も恋愛した事もなかったし、
女性と付き合ったこともありませんでした
それに
カディさんの事も、別に好きでもなかったんですけどね…
20070312172149.jpg
↑ワヤンの家


家にはお父さんもお母さんも仕事に出て誰もいないでしょ、
そこへカディさんが来るんですよね。

私の部屋で二人っきりでしょ…
すぐ横に座ってきて…なんだかドキドキしたり
変な気分になるんです…
あっ、私からじゃないんですよ!
彼女からなんですよ!」

「えっ?…いえいえ、ほんとうですって!
私は好きでもなかったんですから!」
をしきりに連発するワヤン

…念のため、言っておきますが
彼が25歳の時の話ですよ

そうしたらある日カディさんが
「妊娠しちゃった~~♪ 
えっ!えっえええ~~~~~~??…おろおろ…

ここでワヤンの信じられない発言…


続きは次回に!

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【2007/03/12 17:10】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(8)
ライバル意識とジェラシー
おやおや・・・
アユちゃんの絵を載せたら

ワヤンが「うちの娘も学校で賞を貰ったのですよ」って

”あっ、そう~"とは無視できないので

「へぇ~カディちゃん(ワヤンの長女)も上手なんだ。
じゃあ今度ワヤンの家に行った時でも見せてもらおうかな…」と
軽く流したら

「あっ、それなら写真撮って来ましょうか…
前もね、ギャニャールの市からも表彰されてね…
それで…ああだこうだ・・・○△X○△xx・・・」

自分の娘の絵も上手だと、しきりに売り込むので、
「じゃあ、撮ってきてもらおうかな
…ああ、ついでに奥さんの写真も、家族の写真もね」と頼んだら
なんとも…微笑ましい~~~♪
20070308172514.jpg
↑この写真、ワヤンのセンスがもろに…

20070308172451.jpg
↑ワヤンの家で:お姉ちゃんの貰った”トロフィー”を持って遊ぶ3番目の「コマンちゃん」
その奥の方で、控えめに賞を貰った「絵」を持って立っている「カディちゃん」…なんかいい写真♪


そうそう思い出しました
バリの人ってのは、結構ライバル意識が強いのです
ライバル意識が強いぶん、
仲間意識も強いです

何か欲しいものを探している時も、
「私の友達のお店が、商品もいっぱいあっていいから
そこへ行きましょうか」と
どうも友達の店に連れて行きたい風です

「あの人踊り上手ね」と言うと
「私の親戚の誰々はもっと上手だよ」と言う

自分の関わっている人の方が上だと言いたい傾向があります

誰かを褒めると、チクッとその人の評価を下げるような事を言う
…まあ、これはどこの世界でもありますが…

何か犯罪が起こると必ず
「あれはジャワ人だ、バリ人はそんなことしない」と言いますね


ライバル意識から来るのでしょうが
”ジェラシー”もまた強いのです

今まで彼らと付き合ってきて、

時々惑わされるのがこの”ジェラシー”から
しかも面白いのが
彼等自身も”ジェラシーだ、ジェラシーだ!”と連発するんです


以前働いていたネンガという男性ですが
私が皆にお茶を入れて配りました。
そしたらネンガは配られた自分のお茶のコップを持って
じーっと中をのぞいています。
「どうしたの?」と尋ねると
「どうして私のお茶は他の人より少ないのかな~と思って…」

ええっ~…よく見ると…
「そういえば少ないかな~」「別にいいじゃない。それくらい!」

「いえ私はジェラシーがあります」

…お茶くらいで、ジェラシーかよ~~~!

とこれは一例でまだかわいい方ですが
時には、
これがこじれると、
非常に傷つき、子供のようにむくれて
仕事をほっぽり出して帰ってしまうこともあります


私達日本人の感覚からすれば、
何となく”ジェラシー”たる感情ってなものは、
あまり人に見せたくないというか、判られたくない
隠しておきたい感情ですよね

でも感情がある限り誰の中にもある”ジェラシー”
「バリ人は”ジェラシー”が強いですから」
自ら表看板を掲げてくるから、
それはそれでオープンで分かりやすくって、
いいかな…
20070308172550.jpg



でもね…この”ジェラシー”が高じて
バリで最も恐れられている「ブラック・マジック」を
かけたり、かけられたりするのですから…

やっぱり人間のなかにある”ジェラシー”には配慮したほうがいい


それでワヤンが撮ってきてくれた
「カディちゃん」の「絵」載せます
20070308172537.jpg



いつか子供達の絵の特集したいなぁ~~~!!!!



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【2007/03/08 17:32】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4)
『アユちゃん』と絵
アユちゃんのお父さんは,絵描さんです
アユちゃんの家の敷地には、
デサの家族も含めて8家族の親戚が同居しています。

そのどの家族の中にも、絵描さんがいます
村の道路から小さな門をくぐると
それぞれの家族の家々が中庭の道に沿って立ち並んでいます
20070304170335.jpg


どの家からも
絵を描くお父さんやお兄さんの姿を見ることができ、
家々の中庭を歩くと
素朴なギャラリーの集合体のようです
20070304170317.jpg



『アユちゃん』も素晴らしい絵を描きます。
学校で一番の賞を貰いました。
地域のコンテストでも賞を貰っています

20070304173750.jpg

どうです…7歳にして、
この生き生きとした魚達
20070304174245.jpg



     ↓下がお父さんの魚の絵です
20070304170414.jpg



この家はプンゴセカンという村にあります
絵のスタイルも「プンゴセカン・スタイル」と呼ばれる
花鳥風月など日常生活を淡い色彩で描かれたものが主流です


*『プンゴセカン・スタイル』
…従来のバリ人の世界観とは異って、
空間と時間を画面に閉じ込めたような感性は、
ヒンドゥ的よりも
仏教的な観念が漂っているといわれています


『アユちゃん』の家は、いつもたくさんの子供達が
遊んでいます
赤ちゃんから、ヨチヨチ歩きの子、
まだ学校に行っていない子供から、
小学生や中学生など…

特に夕方は皆集まって、ワイワイワイワイ…遊んでいます

そんな時でも私が帰ろうとすると、

おばあさんである、デサのお母さんが
”ほれっ…”と目でアユちゃんを促すと、
遊びをとめて、私の手を小さな手でしっかり握ってきて、
門の外まで見送ってくれます。
20070304174639.jpg


『アユちゃん』と私が仲良しですから

デサや『アユちゃん』の家族が、
「一緒に日本へ行っておいで」みたいな事を言うので
「アユ、日本へ行きたい?」と尋ねたら
しばらく考えて
「…う~~ん…高校卒業したらね」
「今はどうして行けないの?」と尋ねたら
「アユはまだ小さいし…
おおきくなるまで、しなければならないこと
まだいっぱいあるもん」

その頃はまだ4歳だったのに、
えらい現実的な答えだな~とちょっとびっくりしました

”まだちいさいから、自分で何もできない
これから学校へ行き、勉強して
生きるためのことを学び、
自分で何がしたいか、何を選びたいかを見つける力がついたらね”って

いうようなことを、
彼女は知っているのでは…


たくさんの大人
たくさんの子供
たくさんの動物と共に暮らしています

木や花から溢れるかぐわしい香り
土は土の匂いを放ち
エアコンではない風が木の葉の間からそよぎます


生き物の声で目覚める「朝」を知っています
月明かりや瞬く星が闇夜を照らす「夜」を知っています
色んな生き物の気配や音がひそんでいる自然を知っています


ちいさくったって、水を運んだり、
お供え物を作る手伝いだってします

可愛がっていたヤギが
目の前で儀式のために殺されて、お供え物にされるのを見ています
庭を走り回っていた鶏がさばかれて、料理され
お腹がいっぱいになった事も知っています


すぐ側で触れることのできる芸能や芸術が息づいています

オギャーと生まれたときから、
そんな一日一日を学びながら
大人になっていく子供達は
自然と約束事を身に付けていきます

葉っぱの一枚一枚、花びらのふくよかな色合いを
ていねいに描く、お父さんの横で
絵の世界と現実の世界を行ったり来たりしながら
大人になっていきます
20070304170218.jpg




アユちゃんはまだ7歳だけど、
ちゃんと周りの空気を読む事ができます

すっかりお姉ちゃんになって
もうちょっとした大人の女性のような美しささえ漂わせています。
20070304170252.jpg


私からすれば、
孫ほどの幼い『アユちゃん』ですが
私達の間には時々友達のような空気が流れます


いつも読んで頂いてありがとうございます!
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【2007/03/04 17:56】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(6)
バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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