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神秘の力を持つバリアン①
バリではホワイトマジックとかブラックマジックとか
よく耳にしますね。

「私の友達が、ブラック・マジックをかけられて
頭がおかしくなったんだよ」
…とか

「道端で果物売っていた男に
警官が
”こんな所で店を出したらだめだ!”って追いはらったら
その警官がその夜から体半分が紫色になって
死んだんだよ
…実はその果物売りの男は
強い力を持ったバリアンだったんだ」
…など
20071125230705.jpg
↑道端で売られている野菜や果物の出店はこんな感じ


バリの人たちからはそんな
オトロシ~~イ話をよく聞かされます

以前にもブログで”マジック”の話を書いた事がありますが
日常茶飯事のように彼らから聞かされている
そんなマジックバリアンの話

私は?というと…
う~~~~ん…本当のとこはどうなんだろう?と
いつもおおかたの話は半信半疑が本音ですが

”この世界は科学で証明できない事もある”
”この世には、目に見えるものも、目に見えないものも存在する”

と思っていますから、
バリの人達から聞く話に
理屈ぬきで
”そういうことはあるかもしれない”
”バリならあっても不思議ではない”

と思っているのも本音ですね


そこで私が実際に体験した
ちょっと不思議な話をご紹介

もう数年前のこと
ラグラグのワヤンが
プンゴセカンによく当たる占いさんがいるので
行ってみますか」

というので、その占いさんには興味は持っていたのですが…

まあ、私はどちらかというと、
「占い」も決して嫌いではない…
雑誌に載っている「星占い」などでも、
いい事書いてあると気分はいいですよね…
でもそれによって振り回されるのは、かなわん
と、その程度で
実生活では、あまり身近に置いていないほうでして

ワヤンの誘いにも
「うん、いずれ、ね…」という感じでいましたが

意外に早くこの「いずれ、ね…」が訪れまして

この占いのお坊さんの所へ行く事になったのです
(バリではこういう人達のことをマンクゥやバリアンと呼びます)

カトット・リエールさんは
ホワイト・マジックマンクゥ(バリアン)です


バリでは人々は病気にかかると
医者へ行くより手軽にマンクゥ(バリアン)の所へ訪れます

病気や悪いことが続くと、
これは誰かが自分や家族を妬んだり、恨んだりして、
密かにブラックマジックをかけているのだと、
考えるのですね

もちろん、一般人にはそんな力を持ち合わせていないので
ブラックマジックバリアンに頼んで
憎っくき相手に恐ろしいマジックをかけてもらうのです

それでブラックマジックをかけられた人は
ホワイト・マジックバリアンのところで、
このブラックマジックの呪いを解いてもらわなければ
助からないということです
20071125231001.jpg
↑人達は常日頃から”マジック”にかからないよう
聖なる水で沐浴して”身を清め”自分を守るのです


バリアン同士で、そんなマジックの掛け合いは
ごくごく日常的なことだそうです


カトット・リエールさんはホワイトマジックバリアンなのです
「占い…手相と顔相」もされますが
私の感触としては
日本で観て貰う「占い師」とは
ちょっと違うような気がします
日本語で言い表すと「呪術師」ですね

数年前の「週間朝日」にも、
このカトット・リエールさんのことが紹介されている記事がありましたが
そこには「呪術師」と紹介されていましたね

歳は80才位だと思いますが
とてもお年とは思えない立ち居振る舞い,凛とした姿勢
いつ訪れても満面の優しい笑顔で、
長年の友人を出迎えるような
温かい歓迎をしてくれはるんです
20071125231054.jpg
バリアンカトット・リエールさん


その「いずれね」のきっかけになったのが
友達が複雑な問題を抱えていて困っていたので
ワヤンが
「じゃあ、プンゴセカンのマンクゥの所へ行きましょう」
と言うので
その友人に私も付き合って行くことになったのが
カトット・リエールさんとの初めての出会いになりました

付き合い程度で行く約束をしていたのが、
その約束の日の前日に起こった出来事のため
私のほうが友達そっちのけで、
必死で観てもらうことになるとは…

次回に…続きますね



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【2007/11/29 17:35】 | 未分類 | コメント(2)
バリの巨匠が世界で一番好きなもの…?
泊まっているはずの部屋に皆がいなくなって
団長のランティルさんが、
えっ!み・みんなどこ行ったんや!
と探している話の続きです

ランティルさんの話
    ↓
あれっ~~!どこ行ったんや!
おかしい思うて、あっちこっちの部屋見に行ったけど
どこにもおらんへん
ひょいと見たら、皆同じ部屋に集まって寝てんやで

その光景は異様やったで、
ベッドの上やろう、
床の上やろう、男ばっかりがくっついて寝てんやで
小さな部屋に16人や!
開けた入り口のドアの側から、部屋中にびっしり
みんな床に寝てるんや…ハハハハ

みんな、そんな高いとこ上ったことないし、
窓から下を見てびっくりしたんやて
それで、コワ~なって、
みんな「同じ部屋で寝よう」と相談したみたいなんや


…そうなんです。
バリでは
”椰子の木よりも高い建物は建ててはいけない”
という条例がありますので、
高い建物はありませんから、
バリの人たちにすれば高い所から下を見るのは
山から下を見下ろすだけでしょうね

いいですね。このような条例…好きですね

yasi.jpg


でもひとつだけ椰子の木より高い建物があります
サヌールにある10階建てのグランドバリビーチ・ホテル
このホテルは日本が第二次世界大戦中
インドネシアに侵略していた事に対して
日本からのお詫びの戦後賠償金で
1966年に建てられました(バリで最初の5つ星ホテルなのです)
このホテルが建てられた当時は
まだそのような条例がなかったため、
10階建てという高さのビルディングが実現したのです…

bali-beach.jpg
↑サヌールにある「グランド・バリビーチ」


えーっと、話をランティルさんに戻して…

おかしいやろう…部屋も要らへんねん
1部屋しか使わへんねやから
主催者側も困って
「折角用意したんやから、部屋使って下さいな」って言うんやけど
誰も離れへん。
みんな一緒がいいんや…ハハハ、傑作やったわ!

20071119212655.jpg



新宿行った時もおかしいんやで
信号があるやろう
人はいっぱいやし、車もいっぱいや
信号が青になったし、皆で渡ったんや

ひとり百姓の爺さんはキョロキョロしながら歩いているんや
日本人は歩くのがメチャクチャ速い!

皆がビュンビュン、ビュンビュン追い越していくもんやから
目を白黒させてる間に信号が赤に変わってな
爺さん一人真ん中に取り残されて、
車にブーブー鳴らされて
横断歩道の真ん中で泣いてるんや…

「バリへ帰りたい~~!って泣いてんや
あれは傑作やったな~…ハハハ…ハハハハ


このランティルさんの話し方が
また最高に愉しくって
聞いている私達もお腹抱えて笑ったけど
話している本人も自分で言っては笑い
身振り手振りのオーバージェスチャー鳴り物入りで
聞き手をぐいぐい引っ張りこんで
上手に話されるのです
20071123202755.jpg
↑このお方、冗談ばっかり言ってはりますが、
トンカチのようなパングルを握り、ガムランを叩きだすと
キラキラと輝く見事な音色を空から降りそそがせる魔術師のようです

素朴でゆったり自然を相手に畑を耕しているだけの
バリのお百姓さんたちが、
すごい勢いで人も車も時間も流れている都会の真っ只中で
キョロキョロ、ウロウロ、ドキドキ…

右往左往されている様子が
目に浮かぶようでした

そこで
「ランティルさん、世界中廻ってきて
どこの国が一番好きですか?」

ありきたりの質問をしたのです

うーん、と言っては暫く考えて
「日本やなぁ!」って

日本人の私が聞いているのだから、
一応愛想でそう答えてくれているんやろうと思いながら

「日本の何がいいの?」とまた私のベタな問いに
返ってきた答えが

「パチンコがあるしや!」って
銀のちっちゃい卵がいっぱい出てきて
びっくりしたけど…
あれはおもしろい!
バリにパチンコがあったらワシは毎日するでぇ~だって。

20071119212804.jpg






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【2007/11/23 20:59】 | 未分類 | コメント(2)
可笑しくって、かわいいバリ人の「日本珍道中」
『タガス村のグヌン・ジャティ舞踏団歌舞団』は、
プロではありません。
「村の歌舞団」でありますが、
日本をはじめアメリカ、カナダやヨーロッパなど
数度にもわたる公演や
親バリ派としても名高いR・Stonesのミックジャガーに、
彼の結婚式に指名を受けるほどの実績を持っていて
音楽性・芸術性ともに、
非常に高い評価を世界的に得ていると言われてます。


ほぉ~~~!
それほど、すごい歌舞団の団長とはつゆ知らず…
というか、そういった力をまったく誇示せず
普通の気のいい、近所のおっちゃんという感じでおられるのが
すごい!ところです


人懐っこい笑顔、大きなお腹をゆっさゆっさ揺らしながら
冗談ばっかり言って、皆を笑わせ、
それで自分の”おやじギャグ”にまた大笑いする
全然飾らないランティルさん
私はすっかり彼の大フアンになりました
ランティルさんがラグラグのオフィスに遊びに来ると、
みんなでお腹を抱えて、笑いっぱなし
20071119212632.jpg



聞くと、
数えたらきりがないほど世界中を廻っておられました。

日本にも6回位来ているんですって
その時の話をいっぱいしてくれました

お百姓さんばかりのケチャダンスのメンバー16人を連れて
日本公演に行かれた時の話は、
おもしろかった!です

ここからはランティルさんが話された言葉を
関西弁で…やらせてもらいます

みんなバリで百姓しかしてへんから、
飛行機に乗るのは初めてのモンばっかりや

離陸する時皆で一斉に神妙な顔して神様に祈るんやで

それで飛行機の中が 
ガラガラに空いてる、ちゅうのに
真ん中のシートに皆でぎゅうぎゅうに横を詰めてな
固まって乗ってるんや…ハハハ
それ想像してみぃ、おかしいでぇ


…バリへ来た方なら、ご存知ですよね
バリの人たちは、男同士でも手を繋いだり
肩を抱き合ったり、べったりくっついて座っていたり、
バイクも男同士で後ろからぐっと腰に手を回して
身体を密着させて
楽しそうに笑いながら乗っているのも…ねぇ うん?

そんな光景を見て、

あれ~?あの人たちって…もしかして?

お客さんからも時々尋ねられます
「ねぇ~、バリの人って…ホモの人が多いのですか?」って

いえいえ、そうではなくって
そう!彼らはスキンシップが大好きなんです
男同士でも抱き合って寝ますからね…見たら、プゥ!ですよ
20071119212731.jpg
↑ラグラグの”ワヤン””ランティルさん”


そいでや、飛行機の中で
トイレに行く時も何人かで一緒に行くやろう
暫くして、乗務員に何か言われているので見に行ったら
トイレのドアを友達が持って開けたまま
もう一人が中で用をたしているんや
”どうしたんや?”と聞いたら

機内のトイレって、ドアを開いたらパッと電気がつくやろう?

そやから、閉めたらてっきり電気が消えると思ったみたいでな
暗なったら怖いもんやから
友達にドアが閉まらないように持ってもらって
開けたまま用をたしていたんやなぁ
スチュワーデスも苦笑いしとったわい…ハハハ

まあ無理ないわな~
みんな百姓で海外なんか始めてや
飛行機かて初めてのもんばかりやからなあ~

それにホテルかて泊まったことないもんばかりやろ
主催者側が用意してくれたホテルが、
これまた15階やがな。
高いがな~~

二人づつで部屋使うように
部屋用意してくれていたんやけど…
部屋見に行ったら、
びっくりしたがな!!
だ~れもおらへんねん



まあ、皆どこへ行ったのでしょう!
この話の続きは次回に!
すぐにアップしますので、ごめんなさ~~い




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【2007/11/19 23:46】 | 未分類 | コメント(8)
鎮守の森のなかの”スバリ”と”スグリワ”
 前回の続きです
さて『タガスのケチャ』
なが~いなが~い『ラーマーヤナ物語』の話の中の1節で

不思議な力を持った神様の兄弟
「スバリ」「スグリワ」のお話です

レシ・ゴータマには、2人の王子と1人の王女がいました
ある時、父の国王が3人に不思議な宝物を与えます
2人の王子には指輪
妹の王女には現在・過去・未来を見る眼鏡
しかし二人の王子は妹に与えられた眼鏡が欲しいのです
その眼鏡を取り合って喧嘩を始めるんですね


ふたりはもともとはハンサムな王子たちでしたが、
眼鏡を奪い合いながら逃げる途中

禁断の湖ニラマラ湖に飛び込んだのが災いして猿になってしまいます


二人はそれぞれの猿の王になります
とりわけスバリは王として強い力を奮っていました

その頃、洞窟に棲む邪悪な悪魔が
国に災いをもたらしにやってきました

神々はおふれを出します
「悪魔を退治したものには”デウィ・タラ…美しい女神”を妻にめとらそう」と

そのおふれを聞いたスバリは悪魔退治に出かけ
成功します

しかし村ではスバリが悪魔とともに死んでしまったと伝わり

スグリワ王位”デウィ・タラ”が与えられました

20071109193144.jpg
↑兄役の”スグリワ”


やがてスバリが国に帰ってきて事の次第を知ると
怒り狂ってスグリワを殺そうとしました

一生懸命事情を説明しようとするスグリワなのですが
スバリの怒りは収まらず、聞く耳も持ちません

20071109193210.jpg
↑怒り狂った”スバリ”


戦いの末、弟の”スバリ”は敗れて死んでしまいます
勝ったけれど兄の”スグリワ”は,嘆き悲しみ
”どうか生き返らせてください!
もし弟がもう一度この世に戻る事ができたら
これからは2度と争わず
仲良く
暮らしていきます”
と必死に祈るのです

IMG_0631.jpg

   ↑”ゴメン、ゴメン、許して頂戴”と泣きながら祈る、お兄ちゃん

願いは通じ”スバリ”は死から蘇ることができ
兄弟は抱き合って喜び、神様に感謝するのです

しかし、そんな誓いもつかの間、
時がたてば、また争いが始まります


繰り返し、兄弟の壮絶な闘いが繰り広げられるというお話です


兄役の”スグリワ”さんと弟役の”スワリ”さんの
このお二方の踊りが、またいいんですね~~


鬱蒼とした鎮守の森を舞台に
迫力と霊力を持って繰り広げられた、
神秘的な『タガスのケチャ』踊り手と私達と村の人々、みんなが一体となった不思議な時間


私達は魂を”わしづかみ”にされ、しばらくボーっとしています


しかし、さすが観客もダンサー達、
しっかりケチャの振り付けを自分のものにして
翌日見事なヒップホップ・ケチャを披露してくれました
こっちもすごかった!!!


長く連載しました『芸能の話』はひとまず終わりです
みなさん、最後まで読んで頂いて”テリマカシィ!”

次回はタガス村のグヌン・ジャティ舞踏団の団長
ランティル氏
がグループを引き連れて
日本公演に行かれたときの、楽しいお話を載せますね
20071114221203.jpg
↑陽気な”Mr.Rantir”




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【2007/11/14 22:14】 | 未分類 | コメント(5)
”火の塊がビュ~ン、ビュ~ン飛んでくる!”
寺院の門をくぐると、
石段に座った大勢の村人がにこやかな笑顔で迎え入れてくれました

ガキンチョは、はしゃいで走り回ったり、
物珍しげに、寄ってきます
20071109192919.jpg
 カメラなんか向けると大変!↑人懐っこく”イェ~~”

暗闇のなかで僧侶が小さな火を灯し、
丁寧にお供え物を地面に置き聖水を振り撒き
儀式を執り行っています

その儀式が終わると「チャ!チャチャ!!」
雄叫びと共に,タイマツを持った上半身裸の男性達が
闇の中から飛び出してきました
20071109192945.jpg
 

ぐるぐる廻りながら幾重にも円陣を組んで座ります
その周りをたいまつを持った子供達がまた、ぐるぐる~ぐるぐる廻っています
20071109193040.jpg



なかにはもう自分は猿なんだっと、言い聞かせているように
小猿のように飛び回っている子もいます
20071109193103.jpg
↑小猿になりきって、動き回る子供達


「タガスのケチャ」
ウブド周辺で行われているケチャとは内容は異なります
きらびやかな衣装を身にまとった女性(ラーマ王子やシタ王妃役)は出てきません

サルの王”スグリワ”とその兄”スバリ”との戦いを題材にした内容です

仲の悪い兄弟が二手に分かれて
火を投げあうのです、しかも素手で掴んでビュンビュン~~投げてきます
そこを素足で避けるわけでもなく、皆走り回っているのです

20071109193122.jpg



子供達の周りにも火の塊がビュンビュン落ちてくるのに、
みんな日常茶飯事のごとく、な~んてことはなく
火の粉をかぶりながら
小猿達は飛び跳ねています



火が熱くないはずがありませんよね…こういうことはどうなってるんでしょうね??

見てるほうが、ハラハラ、ドキドキです
日本の教育委員会やPTAが、見たら腰を抜かすでしょうね

余談ですが、
バリのレゴンの舞踏団がヨーロッパ公演に…確かドイツだったっけ?
行ったときの話ですが、
レゴン・ダンスも10歳くらいの少女がトランスになって踊るのですが、
「子供をこんな遅くまで働かすのは,
けしからん

”児童就労規制”に反するとかで公演中止になったとか・・・


バリの人たちは「えっ、なんでぇ~~?」だったとか
だって、バリでは、
芸を演じる事が仕事だって誰も思っていないもんね
20071109193011.jpg
↑なんとも楽しそうな子供達
   火だって、扱い方ちゃんと知っていれば、危なくな~い!



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【2007/11/09 20:52】 | 未分類 | コメント(2)
出前で触れ合う”タガス村”のケチャ
鳥肌が立つ、胸が熱くなってウルウルしてしまう
心が歓喜に震える
こんな言葉を連ねても言い表せない感動がありますね


ケチャ・ダンスの出前があると聞いて
知り合いの結婚式に、ホテルまでケチャの出前を頼んだのが

”タガス村”のグヌン・ジャティ舞踏団との最初の出会いでした
もう10年以上も前の話です

”タガスのケチャ”
ウブド周辺で観ることができる
定期公演の催し物とは一線を画いたもので、
素朴というか,土着の色の濃い
独創的なケチャを見せてくれます

ケチャを演じにホテルまで出前に来てくれたとき
白と黒のチェックの腰巻に上半身裸の男性達を
荷台にぎっしり乗せたトラックが到着しました

今しがた夕陽が沈んだばかりで
まだ青みの残る空にオレンジ色と藍色の絵の具を流したような色彩が
あたりを包み始めた頃でした
IMG_1456.jpg


少し東の方には白みを帯びた丸い月がぼんやりと浮かんでいます
美しい夕暮れの高級ホテルの庭に
野性的な荒々しさを漂わせた
褐色の肌に腰巻だけの男性たちが降り立ちます

20071102185603.jpg



総勢150人の男性達
その光景にクラクラ、ドキドキ

タガス村のグヌン・ジャティ舞踏団


もうあたりはすっかり闇に覆われ
たくさんの松明(タイマツ)が灯されます
原始的な躍動感に溢れたステージは
観るものを魅了し
感動を与えてくれました

ホテルの庭で初めて観たタガスのケチャ

その世界は文明の中で生きる私達には
まるで人類がまだ猿人だった遠い昔にタイムスリップしたような
不思議な衝撃がありました
見終えた後も、残像がいつまでも心を捉えて放しませんでした

20071102185355.jpg


そんなタガスのケチャ
最近は移動に経費もかかって大変だということで
私達のほうが”タガス村”に招かれるという格好で
出向いていくようになりました
…これは、何ていうのだろう?逆出前??か?
一般の客は見ることができない
オーダーしたお客さんのためだけのステージになります…

しかし、これがいいんですね
ホテルで観るより、断然、こっちがいいんです!


私の友達で
かなりクオリティの高いコーチ陣を揃えた
京都のダンススタジオ(DO-ONE)のオーナーさんが
先生方や生徒さんを引き連れてバリへ来られた時
”タガスのケチャ”をオーダーされました
…このオーナーさん、気前のいい方で、
”タガスのケチャ”は、みんなへのプレゼントなのだそうです

約束の時間、きっかりに”タガス村”の入り口に来て欲しいと
グヌン・ジャティ舞踏団の団長”ランティル氏”から言われていました
20071102185327.jpg
↑メチャ陽気なグヌン・ジャティ舞踏団の団長”ランティル氏”


午後7時すっかり陽が落ちて
ウブド特有の怪しい闇があたりを覆っていました

村の入り口で
バスから降りた私達を迎えてくれたのは
松明(タイマツ)を手に持ったケチャの装いの少年達
まだ5,6歳の子供もいます
暗闇の細い小道にたくさんの松明の灯が揺らいでいます
タガス村の人々あげての歓迎です

20071102185424.jpg



私達の到着を待ってましたとばかり
一斉にガムランやシンバルの音が鳴り響きます


村の奥へと続くむき出しの土の小道を
この素朴で温かい歓迎を受けながら進んでいきます
20071102185448.jpg



大地を伝わってまじかに響くガムランの音色と松明の灯かりの
幻想的な調和に包まれて
まるで不思議の国への道を歩いているようでした



松明を手に持った少年のひとりが
はにかみながらも、そっと手をつないできてくれました
その小さな手と握り合った時
一瞬鳥肌が立ち、心の奥の方から温かいものがこみ上げてきました

見ると他の子供達も
自分の村へ来てくれる客人の手をつないでいます

胸が熱くなり、目を潤ませる、みんなの顔が感動で
溢れているのが伝わってきます

文化も言葉も違うけど
お互いが心を込めた贈り物を渡し合っているような
素敵な素敵な瞬間でした


タガス村のお寺に入ったら
なんと村中の人たちが境内の石段に座って待っていてくれました

20071102185514.jpg



次回に続きますね




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【2007/11/02 20:00】 | 未分類 | コメント(1)
バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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