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ガディの壊れた携帯
私の定宿のニョマンカルサに”ガディ”という名の従業員がいます。
まだ20歳の少年の純を残したままの青年です。

ここを定宿に決めて5年目になります。
何人もの従業員が入れ替わり立ち代り、
入ってきては辞めていきました。

20061224181441.jpg

   ↑
ニョマンカルサの私の部屋


その中で彼は何の文句も言わず、
朝から晩まで一生懸命働くし、
態度や言葉から彼が私達に誠実に接しているのが分かる、
本当に素敵な青年です。
20061224181350.jpg

 ↑
ガディ


今朝宿の庭に備えられたガゼボ(東屋)の前で、
彼が携帯電話を眺めてはキーを押してみたり、磨いたりしているので、
「あっ、携帯買ったんだね」
と尋ねたら
「でも、壊れてるんです」
悲しそうに話すのです。
20061224181317.jpg



…私「じゃあ、修理に出したら?」

…ガディ「昨日修理に出して、直ってきたけど
今朝また壊れた・・・はぁ~~」すごく悔しそう・・

…私「それいつ買ったの?」
…ガディ「2日前」

…私「えっ、2日前で、次の日に壊れて、
修理出して、それでまた壊れた!?
そりゃぁ買った店に文句言ったほうがいいよ」

…ガディ「ダメ・・・できない
これ中古だからね」

…私「それで幾らしたの?」
…ガディ「155万ルピア…」

”それって約2万円だよ!”
…私「155万ルピアもするの?
ガディの給料は幾らなの?
…ガディ「50万ルピア」
…私「えっ!じゃあ給料の3倍やん!
 でもよくそんな高いもの買ったね!」
…「うん、前からすごく欲しかったんだ…
80万ルピア位のもあるけど、写真撮れないし、
形もダサいしね…
これカッコいいもん。
でも大丈夫、これ売って新しいのを買うから」

…私「そんな壊れたもの、また売れるの?」

…ガディ「携帯買った店が
”もし壊れたら売れるからね”と言ったし、
その店が買い取ってくれるみたいで、
130万ルピアで売れるって言ったから、
まあ、25万ルピア(3千3百円)は損になるけど、
仕方ないわ・・・」て、ガディ
20061230124209.jpg

     ↑
   ニョマンカルサの東屋の下で涼むシロ

すぐ壊れるものをそんな高値で売っている事も、
また、壊れたものが売れるのも変だけど、
たった2日で壊れるようなものを、
給料の3倍ものお金を出して
買わされて、
仕方ないとあきらめようとする彼にも
なにか、いたたまれないようなものを感じますが…
20061224183401.jpg



それで
「ガディは普通お給料貰ったら、何に使うの?」と聞いたら
「お母さんに全部渡す」
「全部渡すの!?」私は絶句でした。
「うん、だってご飯とか買ったりするのにお金いるでしょ。
もし欲しいものとかあれば、お母さんにお金貰って買うし」
と、こんな事ごく普通だよと言わんばかりの口調です。

私は胸が熱くなり、
思わず財布からお金を出したくなるのをぐっとこらえました。

バリにいるとこういうシーンに何度も出会います。
私達は貧しい人達を見たら、
かわいそうになって着ているものを貸してあげようとか
助けてあげようとか思うものです。
でも彼らにしたら、貧しい暮らしとは思っていないし、
よくあることなのです。

大事な事は、
私達外の国から来た、少しは彼らより豊かな国のものが
土足で踏み込むのではなく、
そういう彼らの大切にしているものに、
無神経でいるのではなく、
学ぶ事なのではないでしょうか、と
最近思うのです。
20061224183448.jpg


結局その壊れた携帯は中古を売った店が引き取らず、
方々の店を廻ったが、
どこもそんな壊れたものを買い取ってはくれなかったそうです。
たった2日で2万円近いお金を損したガディだけど、

”仕方ないよ。
でも友達が修理してあげるって言ってくれてるから”と
明るく楽観的に言うガディは
ひたすら携帯が直って、
その長い間欲しかったカッコいい携帯を、
使っている自分の姿を想像して疑っていない風でした。

今この宿はもう一人いた男性従業員が
結婚して日本に行ってしまったので、
今はガディ一人です。

朝から晩まで一人で頑張っています。

一人では大変だろうと、気にかけていると、
翌朝、宿の台所から可愛い男の子が顔を出して、
恥ずかしそうに微笑んで挨拶してくれました。
20061224181630.jpg


まだ14歳だけど、草抜いたり庭の掃除したりの仕事をするそうです。
あどけなさの残るはにかんだ笑顔を見るだけで、
心が”ポッ”となるのが嬉しいです。
20061224181707.jpg



20061230124606.jpg


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【2006/12/24 18:25】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(9)
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コメント
ガディ君や!
ほんまにこの子はええ子やなぁ~!
文句一つ言わんと麻から晩までよう働く^^
念願の携帯買ったんやね!壊れてたけど、、。
壊れたもん売ってるってのは私も経験済みです。。
デルタデワタでトースター買った時がそうやった><  それを返しに行くと、その壊れたトースターを元の陳列棚に戻したはったもんなぁ~^^;
しかし、このティダアパアパかげんがたまらんええね!
【2006/12/25 03:19】 URL | バンバン #-[ 編集]
☆バンバンへ

 嬉しいですね、いち早く反応してくれて♪
ニョマンカルサとガディはバンバンにとっても
バリ=ニョマンカルサだし、
そこにいるガディのすなおな目や言葉や態度が、
どんなに私達の心和ませてくれるか、
よ~くよ~く知っているものね。
今回のガディ話は、
バンバンと渋ちゃんに送ったものでもあります。
X'mas プレゼント!
【2006/12/25 11:58】 URL | ラグラグからバンバンへ #-[ 編集]
ニョマンカルサかぁ~、こうして見ると
なかなかいいなぁ~。
最近はここ泊まってないからガディ君知らないのが寂しいわ。
14歳のニューフェース、、純真ないい顔してるね。
若い時こんなに可愛いのに大人になるとみんな
変貌するよなぁ。
【2006/12/27 00:04】 URL | benidori #-[ 編集]
☆ふきちゃん
お久し振り。
台湾で起きた地震の影響で
海底ケーブルが破損してインターネットも国際電話も回線不能になり今までパニックしてました。
それでブログも更新できず、
返事も遅くなって…ごめんね!
今ニョマンカルサ満室です。
先日ボスに
”風呂場とトイレ新しくしたら、
私の友達も泊まるよ”
と言っておきました。
”OK!”だって

いいお年を!
【2006/12/30 12:36】 URL | ラグラグからBenidoriさんへ #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2007/04/27 02:38】 | #[ 編集]
はじめまして☆kumiと申しますo(_ _*)o ランキングからおジャマしました!!とてもステキなブログだったので始めから拝見していたら・・・ガディくんがいたので、うれしくなってメールしてしまいました♪ と言っても、あたしは彼のご両親のお店『sampo』でお世話になっているのですが(*^o^*)『ニョマンカルサ』を利用したことはないのですが、『sampo』の奥ですか?最後の写真って『sampo』横の駐車場ですよね??お父さんにはあまり会わないのですが、お母さんと6歳の妹ちゃんに毎回お世話になってます☆絵も大スキなのですが、2人に会いたくて&前回の写真を渡しにいつも行ってる気がします。
実は先々週もバリに滞在していて、お店に行ったところなのでした。バリに行くときは毎回行くのですが、ガディくんに会ったのは今回が初めてでした。毎回10枚以上買うのですが、「このサイズの緑ってない?」とか何気なく話してると、お母さんとあたしが雑談してる間にもう1個のお店『Lily』からガディくんがバイクで絵を運んでくれたんです。何往復もして(/ω\*)その後も絵をかけるワイヤーがついてない物に釘を打ってつけてくれたり、お母さんのお手伝いをすごく積極的にしていて、感激しました。10代後半くらいかと思ったけれど、もう22歳くらいなんですねw(゚ o ゚; )w でもほんとに少年のような純粋な目をした方だと思います。少しやんちゃさも残ってましたが(笑)

だいぶ前の記事にコメントしてしまってすみませんo(_ _*)o でも偶然にもガディくんを発見して『あれ?!ガディくん??まさか似てる人?!』ってビックリしたのとうれしかったので書いてしまいました(汗)そして、この携帯の件のお話を聞いて胸が熱くなりました。ガディくん、君はやっぱりイイ子だ!!1年半前の事ですが、今は彼が欲しかったカッコイイ携帯を使ってる事を願っています☆
長くコメントしてしまってすみませんでした。これからも応援&楽しみにしています♪またおジャマしま~すp(^o^)q
【2008/08/02 02:32】 URL | kumi #PR6.u/TU[ 編集]
こんにちは♪ 今回泊ったnyoman karsaで検索してたどり着きました。
私にrice fieldがごちそうなので、いい場所でした。最近はGoogle earthでも場所が確認できていいですね。
さて、Kadeくんの携帯ですが、最新のものかどうかはわかりませんが、いいの持ってましたよ。音楽をdownloadしてて聞かせてくれました。写真よりもうちょっと大人になっていました。
写真の子はおそらくKadeのいとこじゃないか?玄関先で座ってarak飲んでる彼らにまじってました。ほんとにいい子のように見受けて、このページを読んだらほっとしました。このまま素朴でいい人でいてね~。
【2009/01/31 11:32】 URL | anne #-[ 編集]
★anneさん

 はじめまして。コメントありがとうございました
Nyoman Karsaで泊まられたのですか~~

すっかりランクアップしてしまって、
私にはもう利用することはないだろうな~
と淋しく思っていました。
でも長年まるで我が家のように住み慣れたNyoman Karsaや
カデェくんのお話聞けて嬉しいでした

いい携帯もってましたか?お給料あがったのかも…
カデェくんは、本当に信用のできるいい子です
【2009/01/31 23:25】 URL | ラグラグ #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/02/01 17:19】 | #[ 編集]
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バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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