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1日だけのお供え物”チャナン”
アユちゃんとお母さんがラグラグのオフィスにやってきました
20070218150825.jpg


アユちゃんのお母さんは、
毎日ラグラグへお供え物を持ってきます
私達はそれを買います


バリ島では毎日のようにどこそこかで
お祭りや儀式が行われています。
村を歩けば、いつもどこかで祈りの風景に出会います

それはバリの人達の生活のなかで、
最も重要で、それでいて空気のような自然さで
日々執り行われています
20070218151057.jpg



それに欠かせないのがお供え物です。

お供え物には祭礼や儀礼によって形も変わるし、
数え切れないほどの種類があるようです
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  ↑私の部屋の外にもお供え物を置いてくれています

道端で、店先で、門や戸口、ホテルやレストランの庭や座席の下、
スーパーのレジの上や車の中など、
あらゆる所で見かけるあの小さな四角いお供え物:チャナン

朝と夕方、道端やお店やホテルなどで、
サルン(腰巻)を巻いた女性が
お供え物に、
パッパッと聖水をかけて、
静かに祈りを捧げながら色んな場所に置いていく風景を目にします
20070218152339.jpg



チャナン作りは女の人の仕事で
花や草、自然のものだけで作ります
20070218151120.jpg


コマンに教わって
私も何度かチャナン作りを体験しました

コマンが「こうして、ああして、ここを切って、
右にくるりと回して折り曲げて…うん、そうそう…」
と丁寧に教えてくれるのですが
不器用なもんで、すぐ挫折

コマンがナイフ1本だけで器用に
椰子の葉を切り、あれよあれよという間に
ジグザグに切り込みいれたり、
編むようにして葉を重ねたり、
それを竹ひごで留めたりしながら、
色んな形のチャナンを作っていきます

祈りの時に指の間に挟んで使う、
花とコインを中に詰めた
扇形の細工を施した、小さなお供え物も
椰子の葉を折り重ね、マジックのように器用に仕上げていきます
それを幾つも幾つも作るのです
たった一度で捨てるのに

彼女達はナイフを手前から外側に向かって動かすんですね
私達とは逆なので
見てるだけで、手を切りそうで怖くって

全てのものに神が宿ると信じられ、
テレビなどの電気製品、
また机や本の上などに置いて、
これらに感謝の気持ちで捧げられるお供え物

20070218151136.jpg
↑お菓子で作ったお供え物

トイレや水道の上にもあります

飲み物のためにお湯を沸かそうと水道をひねったら、
コマンが「あっ、まだダメです!
お供え物をあげていないから、よくない水が出てきます」
と使うのを待たされます。

車だってそうです
ツアーに出かけるときも
お供え物を捧げて、
「一日無事でありますように」と
お祈りを済ませてからでないと
出発できません

20070218151002.jpg

戸口や道端など地面においているのは、
悪霊から身を守るためだそうです
悪霊はいつでもどこでも、うろうろと徘徊していて、
お供え物がなかったら、怒って侵入してくるとか


でもこんなに丁寧に作られたたお供え物も
たった1日だけで捨てられます

人が知らずに踏んでしまっても、
鶏が突付いて蹴散らかしても、
どうってことはないようです
20070218150911.jpg


今日のものは今日作る
明日のものは明日作る

今あるものは次の瞬間、もう存在しない

チベット密教の砂曼荼羅のように
どんなに長い時間かけて精密に作り上げたものでも
なくなる時は一瞬にしてなくなる

バリの人達の考えは
”それでいいのです”

こうして繰り返し、
何度も何度も人の手によって作り上げられては
捨てて、また作る…

バリの人にとって重要な事は
いまこの時の
一番大切な祈りを織り込んだ”生”のもの
神様に捧げるということなのですから

今日はお供え物の話になりましたが、
次回は「アユちゃん」のことを少し書きます


20070218152312.jpg



読んで頂いて、ありがとうございました
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【2007/02/18 15:47】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(10)
<<『アユちゃん』とウブド芸術 | ホーム | 『マス村』工芸の生産状況視察>>
コメント
あゆちゃん!もうすっかりおねえさんやね~!
ウブドを歩いているといたるところにこのお供え物がありますよね。
ラグラグオフィスでコマンちゃんがお線香とチャナンをお祈りと共に神棚と歩道にお供えしている姿を思い出します。
美しかった~☆
どんなに精密に作りあげてもなくなる時は一瞬、、、。
ほんまですね、、。
納得、、、。
【2007/02/19 00:44】 URL | バンバン #-[ 編集]
★バンバンさんへ

 コメントありがとう!
アユちゃんの話し書くつもりが”お供え物”の話になりました

「ものはなくなってもいいのだ」と思うのも
肩の荷が下りるようで楽な発想やね。
バンバンそれ得意やもんね…へへへ
天性のバリ人資質!

【2007/02/19 10:00】 URL | ラグラグからバンバンさんへ #-[ 編集]
まよです。こんにちは。
チャナンで作られた神の姿は 素晴らしい芸術作品ですね。一日で廃棄はもったいな~い!全ての物に感謝する気持ち 大切ですね。当たり前の存在になりがちです。今日は 感謝デーにします!大切な心がけ 教えて下さってありがとうございます。
【2007/02/19 10:46】 URL | GO-YU #-[ 編集]
色付きの文字
チャナンっていうんですね!バリに行った時に感動していくつも写真を撮りました。どれも手作りの温かさがあって色もとってもきれいで羨ましい文化ですよね。夕方、人に踏まれてペタンコになったチャナンを見た時は悲しかったけど明くる日また新しいチャナンが置かれて。。。
『新しい一日が始まった』と言う気分になったのを覚えています。
それにしてもアユちゃんかわいいですね^^
バリの女の人は美人だからきっとアユちゃんも
とびきりの美人さんに成長するんでしょうね~
【2007/02/19 16:45】 URL | kana #-[ 編集]
まよさん

 コメントありがとうございました♪
お菓子で作ったお供え物
まよさんの「キャラ弁」みたいですね。
でも「キャラ弁」は美味しそう~食べたい~♪
と思うけど、
こっちは…ちょっとね

バリの文化は、
私達が鈍感になった、自然や物に対する敬う気持ちを、
気づかせてくれる事おおいですね。
【2007/02/19 17:08】 URL | まよさんへ #-[ 編集]
★カナさん

 コメントありがとうございました。
カナさんが、思ってらっしゃるように」
なんでも手作りは”温かみ”がありますね。

1回で捨てるものに、エネルギー使って
何時間もかけてお供え物作りするバリの女性達、
正直私にはもうできません
バリはいまでも手作業が普通、
それって大事な事ですよね。

次回は「アユちゃん」の写真ふんだんに載せる予定です。
見てあげてくださいね。
【2007/02/19 17:17】 URL | Kanaさんへ #-[ 編集]
あゆちゃん、大きくなったね。
次回の写真集が楽しみです。

バリの女性がチャナンを供える時の神聖な空気感が好きです。
毎日の事なのに心をこめておこなってるのが伝わるわ。
レストランの灰皿にまでチャナンあるもんね。
【2007/02/20 12:16】 URL | benidori #-[ 編集]
Benidoriさん

 コメントありがとう!

私もチャナンを供える時の神聖な姿、好きです
女性が生理の時は男の人もやります。

コマンの代わりに
デワがしている時でも、神妙な顔して、
ぴーんと張り詰めた空気を廻りに漂わせ、
人をも寄せ付けない真剣さがあります。

私もあれは習得してみたいです
【2007/02/20 16:25】 URL | Benidoriさんへ #-[ 編集]
とても参考になったのでリンクシマした。
http://www.ffch.jp/~tabigarasu/html/02_20_02_06.html
【2007/02/20 17:40】 URL | 旅行 情報 旅ガラス #sSHoJftA[ 編集]
★旅行情報 旅ガラス さんへ

 えっ!そうなんですか~
リンクして頂けて、恐縮です
でも大変嬉しいです♪
ありがとうございました
【2007/02/21 11:00】 URL | 旅行情報 旅ガラス さんへ #-[ 編集]
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バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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