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無と静寂の日『ニュピ』
狂乱舞の『オゴオゴ』で埋め尽くされた
昨夜の賑やかさはどこへやら…

一夜明けると、
島中の人が神隠しにあったかのように
忽然と消えたようにいなくなります


バリ中に静寂だけが残されて、全ての音が、光が消えます
犬や鶏、小鳥達だって、そして草や木、風さえも
息を潜めたように感じます。
本当に不思議な感覚です。
nyomannkarusa2.jpg


人々は誰も外へ出る事はできません。
火を使う事も禁じられ、料理もできません。
電気もつけられないし、仕事をしてもいけません
本を読む、勉強をするなど、
一切のの活動を禁止されています
…原則はね…
20070322181247.jpg



1年をリセットする日です
今までの悪い事も、いい事も、すべてなくなります
ゼロ…空っぽの日
何もしない、何も考えない日
サイレント・ディ


観光客とて表には一切出られませんし、
最近は飛行機の発着すら止まります
勿論ちゃんとしたホテルなら、従業員はいますし、
レストランも開いてますし、それなりのサービスは受けられますが、
メニューが限定されていたり、
夜は部屋の明かりが外に漏れないよう、
ホテルの従業員が
「カーテンを閉めて」「常夜灯を消して」と注意しに廻ります
どことなく、周りの空気が”騒がないで”と言っているようで、
なんか静かに過すしかないな~っと
非常に退屈な長い1日に感じるでしょう

私も日本にいると一日どこへも出かけない日はあるけど、
安宿でひとりで過す「ニュピ」の退屈さは、耐え難いものがあります
部屋にはテレビも冷蔵庫も電話もキッチンもありません

朝ごはんから晩ご飯まで、
自分で調達しないとアカンのです
外には一切出られませんので、
前日には、ちゃんと準備しておかなければなりません

でも素晴らしいのは、
時間の経過と共に、音のない世界の中で味わう
移り変わる空の色や、
木々や田んぼや森から伝わる自然の息遣いが
こんなに身近で聴こえてくるのです

20070322175228.jpg


20070322184116.jpg



20070322175342.jpg


友達と定宿の「ニョマンカルサ」で過ごした時の『ニュピ』の夜
全ての明かりの消えた漆黒の闇夜を体験した私達は
忘れる事のできない深い感動を味わいました
真っ黒の垂れ幕を目の前に下げられているような
完全な闇の世界は一歩も足を前に出せないほどの
本当に何もない、無の世界でした

20050617-hotaru.jpg



夜眠る時だって、あんなに深い闇はいまだかって知りません

いつも当たり前にある家も道も木も空も山も何もありません
毎日何気なく目で見えているものは、
もしかして幻??

もしかして、私達には感知できない
もうひとつの世界があるのでは…

そんな錯覚さえ覚える無の世界でした

star.jpg



全ての行動を停止する
テレビもパソコンも明かりもつけない、
スーパーやコンビニも店という店はすべて閉まっている
料理もできない、本も読む事もできない…何もしない
日本でそんな1日があれば…どうなんだろう

やっぱり”大ブーイング”なのだろうか?
それとも、そんな日があって、
文明の利器を使わず、”何もしない””何もできない”なかから
「自分の生活のなかで、
本当は何が大事で、何は必要ない、
そして一体私達は何に縛られているのかを
そんな1日の中から探してみたい

と思っている人達もいるのだろうか?
とふっと思いました

友達と一緒に過せた『ニュピ』はおしゃべりで、
何とか1日切り抜けましたが、
一人で過した『ニュピ』
この素晴らしいゼロの世界を享受することもできず
ただひたすら『ニュピ』の明ける時間を待つだけの
退屈で退屈で身をもてあます、
情けない俗世人の新年でしかありませんでした
20070322184134.jpg



『ニュピ』明け後、みんなに
「ニュピはどうだった?」と尋ねました
みんな同じように
「はい、いいニュピでした。ずーっと寝て過しました」って
バリ人には、何もしない日は、
”何もしてはいけない日”ではなく
”何もしなくてもいい日”
ぐーたら~の得意な南国の彼らには最高の寝正月の『ニュピ』のようです




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【2007/03/22 18:06】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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