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『バリの宇宙観と家の構造』
バリの家の構造を知るのには、
「タマン」の家に案内するととても分かりやすい

ちょっと、ここで
『バリの方位観と家の構造』をご紹介


デンパサールやサヌールなどでは
ちょっと近代的な家が建つようになりましたが、
ウブドではまだまだ
「タマンの家」のように
『バリの宇宙観』に則った構造の屋敷が殆どです

20070501001256.jpg
                   ↑門の奥に見えているのが『アリン・アリン』


小さな門の回りはぐるりと塀に囲まれています
門をくぐったら、すぐ目の前に
『アリン・アリン』という
レンガや土塀などで壁のような「つい立」が作られています
それは「悪霊」が直接侵入してくるのを防ぐためです
…「悪霊」は直進しかできないと、考えられているから…

「ネサ・ペニダ」のところでも書きましたが
聖なる領域は、山の方角で「カジャ」と呼び
不浄な領域は、海の方向を意味する「クロッド」
となっています。

もうひとつが東と西
太陽が昇る東の方向を「カンギン」と呼び…神聖な山側
太陽が沈む西の方向を「カウ」と呼ばれ…不浄な海側


そして人間はその中間に暮らしているというのが
『バリ人の伝統的な宇宙観』なのです

だから一番神聖な方角は
山側で太陽が昇る東の方向になります


一番不浄な方角は
海側で太陽が沈む西側です


20070430225939.jpg
↑家の敷地内にはこういった「離れ」風の建物が幾つも建っています

家の構造もそのように造られています

年寄り夫婦の部屋は「山側」
台所やトイレ、豚小屋などは海側

…台所は食べ物を料理する所なのに、
何故不浄なのかよく分かりませんが(生き物を裁いたりするからかしら…)
どこの家も台所は暗くて、油煙で真っ黒にすすけています…


寝る時にも頭は山の方向にむけて寝ます

そして敷地内には必ず先祖を祀る社があって
…屋根のついた神棚がいくつも建っています…
それは家の中で一番聖なる場所、
東側で山を背にして建てらているのが理想的なのです


東側には結婚式や儀式に使われる舞台のような建物があって、
『タマンの家』ではここにテレビを置いて
ちょっとしたリビングになっています

そして奥には簡素な寝台が置かれていて
「ババッさん」はいつもここでグゥーグゥー寝はります。
20070430230049.jpg
↑結婚式や儀式に使われる建物


米蔵も井戸もあって
奥の竹やぶの入り口には、ゴミを溜める穴があいています

…そうそう、バリの家の門には「表札」が掲げてあって、
それには「世帯主の名前」「職業」「年齢」「家族構成」まで書かれてあるのですよ

その下には「シハット…Aとか、B、またはC」という記号が記された家があります

年に1回行政区の人が抜き打ちでやってきて、
その家が、”どんなものを食べているか””衛生観念はどうか”
”家族計画もちゃんとやっているか””ゴミの処理はどんな方法でやっているのか”などなど
色んな項目をチェックされて、
AとかBとか、Cとか評価されて
家の前にそのランクが貼られるのです

「シハット」は”良い”という意味ですから
「この家は、良い」とか「…悪い」とか家の前に書かれるのですね
…かなわんです~~…


だいたいバリの家は「母屋」にあたる建物はなく、
どれもが「離れ」のような簡単な造りの建物が
敷地内に、いくつも
それぞれが距離を置いて建っています

実に開放的なのです

そしてどの部屋の前にもテラスがあって、
殆どの人は部屋にこもらず
テラスで過していますね

20070430225958.jpg
↑ ”ホームスティ”できる部屋から眺める風景


『バリの家』の造りは心地よい
庭には色とりどりの花が咲いていて、
ジャスミンのような甘~いいい香があたりを包みます

白や黄色の蝶々が温かい陽の光を浴びながら
ヒラヒラ舞っています


20070430230031.jpg

庭には鶏が走り回っています

開放的な部屋の前のテラスに腰掛けて
甘いバリコピとバリのお餅風のお菓子をよばれながら
20070430225921.jpg



そよそよ通り抜ける心地よい風のようなリズムで
ニョマンさんが話してくれる
「バリの哲学」「バリの宇宙」そして「瞑想」
話に耳を傾けていると
いつの間にか陽が西に傾き
地面に私達の影が伸びているのが見えました


時間はゆっくりゆっくり流れます




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【2007/04/30 23:17】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2)
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コメント
我が家は絶対シハットZやわ=><;
ほんまにバリはシンプルでいいね!
私なんか一日の殆どを窓のないスタジオ内にいるから、太陽の位置であるとか、星が出ているとか、今日は三日月とか、、、自然の動きを感じないまま過ごしてしまっている事が、感性を鈍らしたり、治癒力を落としている気がします。

何度も言うようやけど、地から湧いてくるニョマンカルサの朝の息吹きを感じたいです!
今度はいつ行けるやら;;
【2007/05/02 12:00】 URL | バンバン #-[ 編集]
★バンバンさん

 ほんまやね!
バンバンさんの感じているように
陽が昇り、陽が沈み、月が満ち欠けている事 
知らず
毎日が突風のように過ぎていってるんやね
多分殆どの人がそうなんでしょうね。

バンバンさんの切なる願い、
ニョマンカルサで太陽と月と星で
1日を計る宇宙のリズムに身をおける日が
早く来ますように、祈りますv-278v-280e-75
【2007/05/03 00:32】 URL | ラグラグから #-[ 編集]
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この花壇セットには物凄く感動しました!想像していたものよりしっかり出来ていましたし、何よりウチの玄関に造ったのですが花を植えたら、とんでもなく近所で目だってしまいました。本当に作りやすく、送料無料・20%OFFも嬉しい限りです。大きさもちょうどよく、なに 表札をいっぱい集めました【2007/08/18 10:10】
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神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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