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”デワ”を探して!…
「あれ、デワは?」

と言って始まるデワ探しは、
ラグラグでは日常茶飯事のできごとです

「あれ…さっきまでそこにいたのに…」

「どうせ、お隣でしょ」「向かいのコーヒー屋でしょ」

他のみんなは
「どうせ…○○でしょ」と真剣に取り合ってくれないほど
デワがいなくなるのは
”まいどまいど”のことなのです。

普段は、まあそれでもいつか現れるので、
私達は「もう~~デワは!」でやり過ごしていますが、
これがお客さんがいて、さあ出発!
という時でも肝心のドライバーがいなくなるのには
腹が立ちます!

「すみません。ちょっと待ってください」
とお客さんには笑顔で頭を下げながら

みんなで必死で手分けして探しまくります。
私達は頭にカーッと血が上って
”デワのやつめ!絶対許さないからな!”

こういう人っていうのは、肝心な時に携帯の電源入っていなかったり、
オフィスに置いたままだったりで、
いっそう私達をパニックに陥れるんですよね

暫くすると涼しい顔で戻ってきます
私達の怒り心頭の顔を見て、
慌てて走ってきます
「シャツが臭かったので、部屋に帰ってマンディ(水浴び)していました…」
「散髪行っていました…」
20070616010531.jpg

「椰子の実を、取りに行ってました…
へへへ…ジュース飲みます?」

どうも、じっとしていられない性格のようです


私達はデワと付き合って(一緒に仕事して)10年たちますが
ずーっとこのまま,直りません

どんなに叱っても、ミーティングで攻めても、
罰則与えて「給料から差し引くよと脅しても
平気なんです。

そんなんで直っていたら、警察は要らん!…のような次元の話
(医者は要らん!…かぁ~?)

何でも子供の時どこかから落ちて頭を打ったとかで、
少々何かがちょっと足らなくなったと…いうことらしい。

初めて、デワがお父さんに連れられて、
オフィスに来た時の事です
…デワ20歳のときでした…
「給料は少しでいいので、とりあえず働かしてもらえませんか」
と頼みに来られました。

小学校の校長先生をしてはるお父さんは
品格があって、丁寧な話し方をされます

「この子は長男で家の跡取りなんです。
いい子なんですが、
まあ、アホちゅうか、社会を知らんのです。
ジャカルタの大学へも、なんとか入れたのですが、
(…どうやって、入ったのやろう????…)
1年もしないうちに逃げ帰ってきましてね。
どこへ入れても、続かずすぐ逃げ帰ってるので
私達も途方にくれています」


その当時オフィスで仕事をしていた者の
「知り合い」でもあり、断りきれず
まあ、これも人助けかと思って、
試しに働いてもらう事にしました。

面倒見のいい兄貴分のワヤンが世話を焼きます。

しかし、1日働いただけで、
実家のあるバングリに逃げ帰ってしまいました。

バングリ>…はウブドから車で30~40分程、
キンタマーニ方面に北上した
バトゥール山の山裾にあり、比較的標高も高く、
バリで最も気候のよい町といわれています。

20070616010610.jpg
↑バングリには壮麗な石彫りに飾られた”クヘン寺院”もあります


お父さんから
「すまんこったです。家に戻っております」

保育園児のようです。

ワヤン保育士が迎えに行きます

お父さんに促されて、デワは渋々ワヤン兄ちゃんと一緒に
ウブドへ戻ってくるのですが、
途中のサヌールでトイレ休憩した隙に
いなくなり、
ワヤンサヌールのビーチを探し回ります


屠殺場へ送られる牛さんのような心境なのでしょうか?

トボトボとビーチを歩いているデワを発見
一言も話さないデワと並んで歩くワヤン

歩いては、踵を返してターン、
また歩いてはビーチに腰を下ろして遠くを眺めたり、うつむいたり
デワの横でワヤンは辛抱強く付き合います。
朝10時から夜の8時まで、
ずーっとサヌールのビーチでそれを繰り返したのです
20070616011041.jpg
↑ご苦労様!ワヤン


ワヤンは今でもその時のことを振り返って話します

「あの時のことは忘れません。
バングリからウブドへ戻ってくる時、
デワさんはすごくいやそうだったので、
少しサヌールのビーチで散歩しながら話そうかと思って、
トイレに行ったんです。
出てきたらいないでしょ…私はパニックになりました

ずーっと何も話さないし
”ウブドへ帰ろう”と言ったら
また歩き出すし、ふたりで黙ったまま
サヌールのビーチを行ったり来たり、進んで戻って…

気が付いたら辺りは真っ暗になっていました」


20070616011018.jpg



「それでね、次の日
鏡を見たら私もデワさんも日に焼けて真っ黒になっているんです
ハハハ、…びっくりしました」

といって笑うワヤン

こうしてデワは、
無事ラグラグの名ドライバーとして
日夜仕事に励む?ようになりました



初めてのレストランなどへ連れて行くと、
自分で決められません
必ずワヤンが注文するまで待って、
ワヤンのものと同じものを注文します。

そんなおさな子のようなデワですが、
彼の持つ裏や策略のない
シンプルさや、優しさを
私達ラグラグのみんなは
彼のことが大好きなんです

”えっえっ!え~~~~~?”
青くなったり赤くなったり、ヒヤヒヤ、ドキドキさせられるデワですが
彼のキャラは癒しキャラ

DEWA1.jpg


いまではもう31歳のおっさんです。

デワ!出かけるときは、行き先を言ってから出なさい!



いつも読んで頂いてありがとうございます!
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【2007/06/16 01:36】 | 未分類 | コメント(8)
<<”ワヤンとデワ”初めての「夜の街」 | ホーム | 一千年前の世界に…”タイムスリップ”>>
コメント
おもしろい話なんですが、ワヤンさんやラグラグの温かさが伝わり涙がでました。
ええ~?私がバリに行ったのは10年以上前なのか??デワさんに会った事ないんですが....
それと、私のナカンの事も書いて下さい!!
【2007/06/17 13:21】 URL | モナコ王妃 #-[ 編集]
デワさ~ん
楽しそうなキャラだけど 一緒に仕事はしたくないなあ(笑) 優しいひとに囲まれて デワさんは幸せですね。是非 癒しをテーマに仕事を決めると 天職なるでしょうね。頑張れ!長男! 
【2007/06/17 17:05】 URL | #-[ 編集]
★モナコ王妃さま

 モナコ妃はラグラグの歴史知っていますね。
7年前はクナンクナンで皆働いていて、
大地震にあいまして
皆で脱出してラグラグへ…実はその時、
デワだけ、逃げ遅れてラグラグの新しい船に乗らなかったので、2年の空白がありまして、
アサヨちゃんが来た時はちょうどその時です

ナカンとの事書けって?何かあったの?
そのゴシップ頂き~~!

★#さん

 コメントありがとうございました。
「立っているだけの木でも、人を涼ませたり、
何か役割がある」ていわれますね。

デワはそれに近いかな…
デワへの激励戴いてありがとうございます。
あの長男…大丈夫かな~~
【2007/06/17 18:54】 URL | ラグラグから #-[ 編集]
ナカンとの事ではなく、ナカンの事をです。とのと、の、ではかなり変わってきますから!!って言っても何もかったじゃないですか!!
【2007/06/17 21:59】 URL | モナコ王妃 #-[ 編集]
デワさんみたいな人、どこにでも1人ではいそうですね(笑)悪気があってしていることじゃないから、憎めないんですよね~。それに、この笑顔を見たら・・・許してしまうかも。一緒に働いてる人はひやひやでしょうけどね。ラグラグの温かさが伝わるエピソードで、胸がきゅうっとなっちゃいました。
追伸:ちょびおに送って下さったメール、拝見しました。私たちも、いつ子さんの事をなんだか近く感じていたんです。人との縁てあるんだなぁと、しみじみ思います。私たちは人に恵まれているなぁと、ありがたく思うのです。いつ子さんに出会えたこと、とっても嬉しく思っています♪

【2007/06/18 11:15】 URL | マチコ #7y3BTtCA[ 編集]
僕もこういう人は何だか大好きなんです。だって根底にあるのが純粋でいい人だから。いっしょにいて落ち着くしかまいたくなっちゃうんですよね~。
 ひょっとしたらデワさんは社会になじめずにいたのかもしれないのに、そんな彼をラグラグの皆さんは大好き!って言ってるのが何だかとてもあったかくなりました。
 いいですね~。 ワヤンさんも。
【2007/06/18 18:35】 URL | ちょびお #-[ 編集]
デワさん!私も大好きです!!
あの飄々としたキャラは私らにとっても癒しです^^
いっちゃん!発表会終わったらバリ行くしね!!

今回の照明してくれはる串本さんがいっちゃんところでお世話になってバリに行きますって言うてはったよ^^
【2007/06/19 12:05】 URL | バンバン #-[ 編集]
★マチコさん

 マチコさんこそ、優しいコメントありがとうございました。
デワは欲のない人なんです。「お給料から引くよ」と言っても、図太くて平気ではなく、
お金引かれたら大変!という気持ちがないんです。3つ先を考えない人なんですね。

こちらこそ、いいご縁をありがとうございます。


★ちょびおさん

 ご夫婦揃って温かい方たちですね。
人の欠点でも見方によっては長所ですし、
捉え方で随分その人が救われますよね。
人と人はそういう風に補いながらいきたいですね。そういう視点を持っているお二人の心が伝わってきて、とても嬉しいですし、
デワやワヤンやラグラグの皆に会ってもらうのがとても楽しみです。

いつも温かいコメントありがとうございます。


★バンバンさんへ

 昨日デワとスカイプで話していて、
「デワの話し載せているから見てごらん」
内容話してあげたら
「私は今はいなくなりません。ずーっとラグラグにいます。ラグラグで仕事好きです」って笑いながら日本語で話しましたよ。
今でもオフィスからいなくなる事も、
本人は黙って出かけてる意識すらないようです。ちょっと誰かと似てない?…ヘヘヘ

今度はどこの島行こうか…


 
【2007/06/19 19:20】 URL | ラグラグから #-[ 編集]
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バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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