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『ウォルター・シュピース』のアトリエから見えたバリの世界
宿のオーナーの”イダ・アユ・マス”さんに
滅多に見せてもらえない
『ウォルター・シュピース』のアトリエに案内してもらいました

20070717223306.jpg
↑『シュピース』のアトリエから見えるアグン山


以前もブログのなかで
少し『ウォルター・シュピース』
のことを紹介しましたが

ここで
バリでの芸術活動に身を捧げ
バリの画家達に多大な影響を与えたドイツ人画家
また「ケチャ・ダンス」の考案者としても有名な

『ウォルター・シュピース』(1895~1942)の足跡をたどってみます


第2次世界大戦前の30年代に
バリでは、ちょっとした観光ブームがありました

当時、戦争の絶えなかったヨーロッパでは
悲惨な悪夢に疲れ果てた文化人達が
南国の楽園を求めてバリへやってきました


生き生きと溢れる自然
その自然に解け合う人や生き物

影には深い闇と怖さが
光には輝きと寛容さが
そんな2面を融合させた島

森には精霊が宿り
あらゆるところに神の存在を感じる不思議な世界

村を歩けばあちこちから聞こえる心地よいガムランの響き
芸能や芸術の中に潜む、うねるようなエネルギー

旅人を温かく迎える
穏やかなバリの人々


文明と血なまぐさい戦火に嫌気をさしていた欧米の人達は
魔法にかかったようにバリに魅せられていきます
20070717233338.jpg


とりわけ、バリの自然の神秘にとりつかれた
シュピースは、
1927年から15年間ウブドに定住して
バリの人々と交流し
芸術的にも文化的にも多大な影響を及ぼします

画家でもあり音楽家でもあった
『ウォルター・シュピース』
の周囲には
多くの一流の芸術家が集まってきていたといわれています

そして彼らを通じて、
「バリが芸術と芸能の宝庫」という
イメージが世界にひろまっていったのです

人から人へとバリのうわさが語られ
学者や芸術家、文芸家など著名人が
シュピースを頼って欧米から訪れてきます


その頃、チャールズ・チャップリン
シュピース宅に3週間滞在したといわれています


このように
バリを世界に知らしめた人物であるシュピースは、
ウブドにアトリエを構え活動をしていましたが


第二次世界大戦
ナチス・ドイツはオランダに侵攻。
当時インドネシアはオランダの植民地でありましたので
ドイツ人であるシュピースは
オランダ植民地政庁から身を守るため
ウブドからイサ村に身を隠します。

…しかしその後、敵国人として逮捕され
護送船でインドへ運ばれる途中
日本軍の襲撃を受け、ニアス島近くで沈没
非業の死をとげてしまいます…

…後には”シュピース伝説”が残りました…
iseh.jpg


この美しい「イサ村」を愛したシュピースは
アトリエを構え、
「ケチャ・ダンス」の構想を練ったといわれています
20070717223514.jpg



現在、彼のアトリエはブラジル人のアーティストが
所有しています
20070717223336.jpg
↑「シュピース」のデザインした部屋

シュピースがデザインした部屋の造りや
洗面所の模様画は修復されながらも
彼によって大切に保存されています
20070717223417.jpg


20070717223240.jpg
↑タイル上の模様は「シュピース」によって描かれたもの

その新しい所有者の書斎の壁には
彼に宛てられた
「ジョン・レノン」からの”X’カード”が飾られていました

そうか~~!
”ミック・ジャガー””デビット・ボーイ”
こうしてシュピースから発信して
『イサ村」と繋がっていたのですね


『ウォルター・シュピース』
今も多くのアーティスト達をバリに引き寄せ
そして「イサ村」へと導いているのです


私達の宿のオーナ”イダ・アユ・マス”さんが言われました
20070710165447.jpg

…この方は、王族”チョコルダ家”の子孫の2番目の奥さんです…

「今はあまりにも多くの観光客がバリを訪れています
観光地となったバリは
本当のバリとは違う「バリ」が歩みだしていると
感じることがあります。

クタを見てください。
ほんの30年前までは
ヤシ林に覆われたのどかな海岸だったのに
今は、人と店と車であふれ、
さまざまな問題にあえいでいます

シュピースの愛したウブドでさえ、
クタのようになりつつあります

私は、ここにも
ホテルやレストランが建ったり
多くの人がやってきて、
美しいこの「イサ村」が荒らされないことを願っています
シュピースが愛した”バリ”を
私達の手で守らなければなりません」


”イダ・アユ・マス”さんの言葉はひとつずつ
胸の奥深くに響くものがありました

来たくても
なかなかたどり着かなかった「イサ村」

今、やっと「イサ村」に招かれた意味を知った気がしました



いつも読んで頂いてありがとうございます!
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【2007/07/17 23:28】 | 未分類 | コメント(0)
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バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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