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1日の終わりに歯を磨く…
夜の8時、約束の満月のメディテーションのため
バリの正装を身につけ
「Campung Cafe 」を訪れました。

MADE さんは、すでに衣装を着て
大きなお供え物をテーブルの上に準備して待っていてくれました
Made.jpg


「今日は満月なので
いつもよりお供え物が大きいのです」
と嬉しそうに言われました

もう4年間、毎晩欠かすことなく瞑想をされています
しかも8時から12時、時には1時をまわることもあるそうです。

「えっ!そんなに長く…!」
凡人の私は、いろんな事が頭の中を駆け巡ります

そんなに長く座って、トイレに行きたくなったらどうしよう?
虫除けスプレー持ってこなかったけど、蚊は大丈夫だろうか?


長い階段をずんずん、ずんずんと渓谷に向かって下りていきます
20071005202139.jpg



その途中にヴィラが3棟建っています。
一番下のヴィラにはお客さんが宿泊されているようで、
部屋に明かりが灯っていましたが、とても静かに過されているようで
物音も気配もなく渓谷の闇に包まれている風でした

夜こんな暗闇の渓谷に足を踏み入れるということなど、
滅多に経験できるものでもないので
ワクワクしていると、

MADE さんが
「うちのスタッフも友達も、
下のお寺のある場所に入るのは昼間でも
怖いって言うんだよ」


えっ~!なにが怖いって…!?

「ハハハ…”色んなもの”がいるんだよ」
と楽しそうに言います

…”色んなもの”…

「渓谷や川のあるところには、必ずいるんだよ…”そういうもの”が…」

”そういうもの”だって!

「以前はレストランに置いてあるテーブルの引きだしが
突然開いたり、閉まったりしたし、
人が動かしてもなかなか動かないベンチが
スーーーと滑り出す事もあったんだよ

まあ、そういうことをして”彼ら”はアピールするんだよ」


大きなお供え物を持って私の前を歩いているMADE さん
別に怖がらせてやろうとか思ってしゃべっているのでもなく、
”それは普通の事”のように
お構いなしに、しゃべってはります

おいおい、これからそこへ行く者に、そんな話するんかイィ~~

冷気が背中を、シュルシュル~~と流れ、
一瞬固まっていると、

後ろを振り向いたMADEさん、
「ハハハ…、大丈夫
”そういうものは”どこにでもいるけど、
ちゃんとお供え物をあげて清めていれば、
何もしないよ」

20071005202325.jpg


しかし、このお方、ミョ~~~~に安心感を持たす人なんです
この人と一緒なら、邪悪な霊も近寄れんやろ~と
渓谷の下までたどり着いたけど怖さは何もありませんでした。

立派なお寺です。
個人の敷地のファミリーテンプルにしては、
かなり大きく立派なお寺です

お寺の入り口で、清めの聖水をかけてもらいました

お寺に入ったら黙々とお供え物の用意
聖水が流れ込んでくる溜め池から聖水を汲んでは
祭壇にパッパッパとかけます

20071005195302.jpg


花をひとつずつ用意した針金で作られた軸に挿し込んで
それを幾つも幾つも作り上げていきます。

その間なんと2時間半、MADE さんはただ黙々と
同じような動作を何度も何度も繰り返しながら
神様と向かい合っておられるのです


私は…というと、
冷たい石の上に正座して
想像以上に寒い渓谷の深みで、
持ってきた上着を膝にかけたり背中に羽織ったりして
ひたすら辛抱強く”さあ、始めましょうか”の号令を待っているのです
20071005205041.jpg


上を見上げればまん丸の月が谷間のお寺を照らし出しています

お寺の小さなライトを除いて、
殆ど明かりはないけど、
闇に目が慣れてきたのもあって
月光に浮かぶこの空間は
信じられないような
幻想的な世界をかもし出しています


マントラ(お経)を唱える低い声が聴こえてきました

身を正して目を閉じ、呼吸を整えます

一瞬自分が上からお寺に座っている小さな私の姿を捉えた気がしました

MADE さんは、言われました

「もう4年間、
夜、ひとりでお寺に座って瞑想することを
1日も欠かしていません

1日の仕事が終わったら
正装して、お供え物を用意して
渓谷の下へと下りていきます
そしてお寺の前に座ると、心がとても落ち着きます

時々とてもきれいな光が
色んな模様の形になって次から次へと
体の中に流れ込んでくるのです
その光のずーっと深いところは宇宙と繋がっている

私の身体も宇宙とひとつに繋がって
とても幸せな気持ちになるのです

お寺を清めて、
1日の終わりに自分を清めて
”ゼロ”なって一日を終える

”まあ、夜歯を磨いて寝る”のと同じですよ」


と言われた言葉
20071005195413.jpg



ニョマン・カルサに戻って
庭に出て歯を磨きながら頭上の満月を見つめます
20071005195429.jpg


私にはまだまだ”瞑想で得られる域”はわかりません

でも、
”歯を磨くのと同じ”

その言葉が何度も蘇ってきました

だって、その日に食べた色んなものを洗い流すように、
歯を磨いた後、口の中がとても気持ちいいのですから



いつも読んで頂いてありがとうございます!
”ポチッ”もヨロシクお願いします♪



【2007/10/05 20:56】 | 未分類 | コメント(4)
<<バリ芸能は神様への捧げもの  | ホーム | ”誰かの役に立ちたい”と祈る人>>
コメント
マンクウのおじいさんの所で瞑想をしたん思い出しました^^
最近全然やってない、、、><;
一日の区切りがどこなのか分からん今の生活。
瞑想ををする事で魂を鎮め、新しい一日の始まりを実感しようと思いますm__m
【2007/10/06 03:03】 URL | バンバン #-[ 編集]
★バンバンさん

 コメントありがとう
私もこの記事書きながら、何故か強く”バンバン”の事を思っていました
日常の生活で、周りの波風に振り回される事なく心が平安でありたいと願う思いはきっと同じでしょうね。
【2007/10/06 10:05】 URL | ラグラグから #-[ 編集]
宇宙か。。。確かに、バリに行くと、日本ではもうなかなか感じることか出来ない感覚をよく味わえますよね。どんなに目を凝らしてもいつまでも目が慣れない「漆黒の闇」とか、ぽつんと一人で☆を見上げたとき、私は地球にいるんだなーって実感したり。
日本でも探せばまだまだあるのでしょうが、星が見たくて出かけた山も、街灯だらけで興醒めしたこともありました。
バリには光と闇がきちんと共存してますよね。闇の中には人間が畏怖するものがいるんでしょうね。だからバリ大好きなんです!!!(笑)
【2007/10/07 14:21】 URL | ゆう #-[ 編集]
★ゆうさん

 そう!バリには光と闇が共存していますね
黒と白、悪と善、精霊と悪霊それらがバランスを保って共存している、自然な姿をバリは見せてくれますよね
ゆうさんの好きなバリ、私の好きなバリと同じですね…そういう感性を持った人と出会わせてくれるバリも好きですね♪

 
【2007/10/08 22:44】 URL | ラグラグから #-[ 編集]
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バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

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