スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
「ケチャ・ダンス」で陶酔
今日のお話は”チャチャチャ!!”でおなじみの
猿に扮した男性達の大合唱「ケチャ・ダンス」がテーマです

20071019191328.jpg
↑男性達が腰に巻いている「白と黒」のチェックの模様は
”善と悪”が拮抗していることを表しています
世の中は、善いものと、悪いものがバランスを持って共存している
人の中にも”善い部分と、悪い部分を両方持っている”事を当たり前とされています。
大事な事は”善と悪の力のバランスを保つ”ことだそうです

もともと”チャチャチャ!!”という掛け声は
サンヒャン・デダリ…少女達のトランスダンス”の合唱に由来するものですが
儀式舞踏の”サンヒャン(神様ごと)"は、
本来極めて秘儀性の強いものなので
芸能として部外者(外国人など)の目に触れてはならないものでした
20071019191119.jpg
↑開演前には必ず、お坊さんによって清めの儀式が行われます


それを、1933年ドイツ人画家”ウオルター・スピーシス”のアイデアによって
…以前「イサ村」の記事の中で
『ウォルター・シュピース』のアトリエから見えたバリの世界 (2007/07/17 |
でも紹介しました…
サンヒャンの舞踏の部分は取り除かれ
”声のガムラン”という形で観光芸能としての
「ケチャ」が生まれたのです


100人以上のサルに扮した男性達によって
”チャッチャッチャチャ!!”という奇妙な掛け声は
集団トランスの要素が濃いもので
独特な呼吸法によって”恍惚状態”になるのだそうです
そして観ている者にもその響きは、心地よい刺激をあたえてくれます


恍惚状態といえば…話は横道に入りますぅ~~
1970年代に
フランス映画でソフト・ポルノですが
「エマニエル夫人」という映画が
話題になったのを、覚えている方もあるかもしれませんが

「エマニエル夫人」に扮したS・クリステルの初々しい魅力と
ファッション性の高い美しい映像が
ソフト・ポルノにも関わらず
多くの女性の間でも人気を得て
本国フランはもとより日本でも大ヒットした映画でした
984.jpg
↑この大きなアジアンティックな籐の椅子に半裸で座る
「エマニエル」のポスターも話題になりました
…突然、場違いな画像が出てきて…びっくりさせましたね

その2作目になる「続エマニエル夫人」
(シリーズで3部作になっています)
香港とバリが舞台になって
このエロティックなエマニエルさんが、
「ケチャ」を観ながら官能的に陶酔していくシーンがあるのです
…この後がかなり…お断りしておきますが、あまり中身のない映画ですよ

kecak.jpg


この映画を見た頃は
私はまだバリへ足を踏み入れていない時でしたので
「ケチャ(イコール)官能的」のイメージが結構衝撃的に残っていました
バリを知った、今から思えば

儀式舞踏として神聖な芸能を
よくあんな形で撮影を許したものだと、
私は…思っとります

まあ、35年前の原始的な匂いのするバリ
ちょっと垣間見れるところはありますがね

横道に逸れました話を元に戻しまして

1933年”ウオルター・スピーシス”によって
「ケチャ」が創作された当時は、
特にストーリ的なものはなく
単純な声だけのリズムと、激しく動かす体のリズムだけのものでしたが
次第にインドの古典叙事詩『ラーマーヤナ物語』を採り入れるようになり
衣装やお面など華やかなものも色を添えて現在の形になりました
20071019193622.jpg


ラーマーヤナ物語』は古代インドに伝えられてきた物語で、
ジャワ島を経由して、バリ島に伝わり
バリ島の文化や芸術に大きな影響を与えた
バリの誰もが知っている物語です。

神と人間の間に生まれた「ラーマ」がこの物語の主人公です
あらゆる意味で、理想の人間、
人々の模範となる英雄として描かれています


「ラーマ」は国王の甥にあたりますが
次代の王には「ラーマ」が就くべきだと誰もが思っていましたが、
国王の妃は自分の息子に王位を継がせたかったので、
「ラーマ」が王になる事に反対します

「ラーマ」は妃の望みを叶えてやるため
妻の「シータ」と弟の「ラクシュマナ」を連れて王宮を去ります
そして森の中で静かに暮らしていたのです


ウブド周辺で、催されている
定期公演の「ケチャダンス」は、この場面から始まります
ケチャを観られた時、
ストーリーを少し知っておくほうが
分かりやすくて楽しいとおもいますので


次回は、愛と冒険のファンタジー
インドの抒情詩『ラーマーヤナ物語』のあらすじをご紹介します



いつも読んで頂いてありがとうございます!
”ポチッ”もヨロシクお願いします♪



【2007/10/19 20:08】 | 未分類 | コメント(2)
<<200年前の大叙事詩『ラーマーヤナ物語』 | ホーム | バリ芸能は神様への捧げもの >>
コメント
宿のすぐ近くの寺のオダランを数日間にわたって見たことがあります。近所のオネーサン・オバチャンがガムランをして、ガキンチョがジョゲッをして、いかにも村祭りでした。
どこかで見た記憶のある情景で、それは地蔵盆にそっくりです。オバチャン連がそろいの浴衣で踊り、ノド自慢のオッチャンが歌い、酒をのんで景気をあげたニーチャンが太鼓をたたいて...
洗練された舞台もいいですが、そんな村の人いきれが熱っぽい祭りもいいですね。
【2007/10/22 21:14】 URL | よし #mQop/nM.[ 編集]
★よしさん

 寺院で営まれるオダランのなかでの芸能は
ホント、私達が子供の頃楽しんだ昔の地蔵盆にそっくりですね。ほんに、ほんに♪そんな懐かしい光景がいっぱいのバリ、だから私達、惹かれるのですね

 
【2007/10/22 23:25】 URL | ラグラグ #-[ 編集]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新の記事

最近のコメント

カテゴリー

FC2カウンター

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。