スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
鎮守の森のなかの”スバリ”と”スグリワ”
 前回の続きです
さて『タガスのケチャ』
なが~いなが~い『ラーマーヤナ物語』の話の中の1節で

不思議な力を持った神様の兄弟
「スバリ」「スグリワ」のお話です

レシ・ゴータマには、2人の王子と1人の王女がいました
ある時、父の国王が3人に不思議な宝物を与えます
2人の王子には指輪
妹の王女には現在・過去・未来を見る眼鏡
しかし二人の王子は妹に与えられた眼鏡が欲しいのです
その眼鏡を取り合って喧嘩を始めるんですね


ふたりはもともとはハンサムな王子たちでしたが、
眼鏡を奪い合いながら逃げる途中

禁断の湖ニラマラ湖に飛び込んだのが災いして猿になってしまいます


二人はそれぞれの猿の王になります
とりわけスバリは王として強い力を奮っていました

その頃、洞窟に棲む邪悪な悪魔が
国に災いをもたらしにやってきました

神々はおふれを出します
「悪魔を退治したものには”デウィ・タラ…美しい女神”を妻にめとらそう」と

そのおふれを聞いたスバリは悪魔退治に出かけ
成功します

しかし村ではスバリが悪魔とともに死んでしまったと伝わり

スグリワ王位”デウィ・タラ”が与えられました

20071109193144.jpg
↑兄役の”スグリワ”


やがてスバリが国に帰ってきて事の次第を知ると
怒り狂ってスグリワを殺そうとしました

一生懸命事情を説明しようとするスグリワなのですが
スバリの怒りは収まらず、聞く耳も持ちません

20071109193210.jpg
↑怒り狂った”スバリ”


戦いの末、弟の”スバリ”は敗れて死んでしまいます
勝ったけれど兄の”スグリワ”は,嘆き悲しみ
”どうか生き返らせてください!
もし弟がもう一度この世に戻る事ができたら
これからは2度と争わず
仲良く
暮らしていきます”
と必死に祈るのです

IMG_0631.jpg

   ↑”ゴメン、ゴメン、許して頂戴”と泣きながら祈る、お兄ちゃん

願いは通じ”スバリ”は死から蘇ることができ
兄弟は抱き合って喜び、神様に感謝するのです

しかし、そんな誓いもつかの間、
時がたてば、また争いが始まります


繰り返し、兄弟の壮絶な闘いが繰り広げられるというお話です


兄役の”スグリワ”さんと弟役の”スワリ”さんの
このお二方の踊りが、またいいんですね~~


鬱蒼とした鎮守の森を舞台に
迫力と霊力を持って繰り広げられた、
神秘的な『タガスのケチャ』踊り手と私達と村の人々、みんなが一体となった不思議な時間


私達は魂を”わしづかみ”にされ、しばらくボーっとしています


しかし、さすが観客もダンサー達、
しっかりケチャの振り付けを自分のものにして
翌日見事なヒップホップ・ケチャを披露してくれました
こっちもすごかった!!!


長く連載しました『芸能の話』はひとまず終わりです
みなさん、最後まで読んで頂いて”テリマカシィ!”

次回はタガス村のグヌン・ジャティ舞踏団の団長
ランティル氏
がグループを引き連れて
日本公演に行かれたときの、楽しいお話を載せますね
20071114221203.jpg
↑陽気な”Mr.Rantir”




いつも読んで頂いてありがとうございます!
”ポチッ”もヨロシクお願いします♪



【2007/11/14 22:14】 | 未分類 | コメント(5)
<<可笑しくって、かわいいバリ人の「日本珍道中」 | ホーム | ”火の塊がビュ~ン、ビュ~ン飛んでくる!”>>
コメント
私このところず~~っと体調をくずしていてこのブログも見てなかったんやけどスタジオの事を取り上げてくれて有難う!
けどこのケチャはほんまに感動したわぁ~v-363

幻想的で異次元にスリップした感じやったe-15
風邪が治ったら来年のツアーに関して又いっちゃんとこおじゃまするね!
【2007/11/15 22:34】 URL | バンバン #-[ 編集]
GOーYUです。
ラーマーヤナ物語ってとてもなが~いお話なんですね。人間味ある話で 興味深いです。この出前ケチャ私も観たいです!
死なせておいて ごめんごめんはないですね~。
【2007/11/16 10:47】 URL | #-[ 編集]
★バンバンさん

 あらま~体調崩してはったんですか?
寒かったり、暖かかったりのこの頃
お気をつけあそばしてね

ヒップホップケチャ踊ってくれた先生名前忘れましたが、素晴らしかったね
いつかバリの芸能とDO-ONEさんのコラボ実現したら
いいよなあ~と常々思ってます。


★GO-YUさん

 お久し振りです。
もう日本ですか?
インド製作の「ラーマーヤナ物語」のドラマを(100話くらいの長いドラマ)
バリでしょっちゅう放映されるのですが
その度バリの人たちはテレビに釘付けになるようです…それほど、面白いようですよ。
まあバリも娯楽が少ないですからね。

GO-YUさんファミリーにもこのケチャ味わって欲しいです。
バリ人も皆このドラマが好きで、

【2007/11/16 18:38】 URL | ラグラグ #-[ 編集]
出前ケチャではないですが

ウブドのいつもの宿のマネージャに「ここにガムランの出前してもらえる?」と聞いたことがあります。
狭いながらも庭に面したバレがちょうどいい舞台になりそうでした。静けさを求める他の客もいるので相談したのです。だいたいの予算はわかっているので、宿を通して来てもらえればいいなあと。
期待に反してマネージャ君の答えはノーでした。
定期公演や寺などでの催しと比べて、演奏に気合(実際にはそういう単語ではなかったですが)が入らないので勧めないと。どうしてもここで聞いたほうがよい必然性がないとまで。
ウ~ン、すぐにうなずいちゃう僕でした。

村のオバサンのやるガムランは素朴で、定期演奏するようなグループとは格段の差がありますが、それでも神様や先祖にささげる気持ちでは劣っていないと思います。
【2007/11/16 21:45】 URL | よし #mQop/nM.[ 編集]
★よし様

 うまく私の言いたかった事を
違う角度から、話して頂いたようです。

バリの芸能は、その土地、その村で生まれた
エネルギーと一体化していると感じますね
タガス村で育まれたケチャは、タガスの鎮守のお寺で見るのが一番
ジェゴグもヌガラで聴くのが一番ですよね
土地から来る力と演じる人たちが神様が側にいる、みたいな安心感などが共鳴しています

またよしさんの視点からのお話楽しみにしています

 
【2007/11/17 20:03】 URL | ラグラグ #-[ 編集]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

バリの空に星は満ちて


神々の島「バリ島」に魅せられて! 神様の事、レアック(おばけ)の事、バリには不思議がいっぱい! 温かい大自然と調和するバリの人達の自然な生き方。 輝く笑顔がある

プロフィール

ラグラグ★いつ子

Author:ラグラグ★いつ子

初めての海外旅行が衝撃の”インド”
地の底を見たような、カルチャーショックを受けつつインドに惹かれて通いました。
何故かそのまま自然に、インドからバリ島へと導かれるようにこの地を踏んでいました。

”ああ、ここは天国やわぁ!”

気が付いたら何かに背中を押されたように、バリの人達とツアー会社を始めて10数年。
いつの間にか、バリの奥へ奥へと入ったまま、もうここは紛れもない私の場所なのか・・・

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新の記事

最近のコメント

カテゴリー

FC2カウンター

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。